内容説明
6歳の美少女を殺したのは誰なのか。彼女に性的虐待を加えたのは誰なのか。なぜ犯人は告発されなかったのか。全米を揺るがしたジョンベネ・ラムジー殺害事件。米国司法制度の矛盾と堕落を鋭く衝いた本格的ノンフィクション。
目次
1章 私の手が見えますか
2章 ジョンベネ嬢殺人事件ショー
3章 タブロイドの中へ
4章 マキアヴェリのサーカス
5章 畜生め、気にくわないやつだ
6章 法廷の象
著者等紹介
ミラー,トーマス・C.[ミラー,トーマスC.][Miller,Thoms C.]
1951年、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれる。弁護士として刑事事件を専門とし、陪審裁判を最重視した弁護に従事。また、裁判所認定の文書鑑定および筆跡学の専門家として、筆跡鑑定関連の仕事にも随時携わっている
森川信子[モリカワノブコ]
1965年、兵庫県生まれ。神戸海星女子学院大学卒業、南山大学大学院文学研究科博士前期課程修了。大同工業大学・南山大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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水沢晶
2
事件に対して、世間によくある程度に興味があって読んでみたけれど、内容はまったく違うものだった。翻訳ものの分厚い本で、読み終わるのに難儀した。2021/06/06
naginuko
2
なんじゃ、これは?ジョンベネ事件のことかと思いきや、途中で自分の裁判の話になっている。犯人については、両親がやったと決めつけており、確かにそう思わせるだけの資料はある。でも警察でもない著者はそこから踏み込めず、自分のことばかり書く…。あまりの期待外れに時間返せと言いたくなった。2016/09/21
こばんざめ
0
そういえばこれ、その昔かなり騒がれていたなあと思い、手に取ってみた。いわゆる迷宮事件の真相推理本かと思ったら、そうではなかった。この事件、犯人はみんな分かっているけど、その人物はカネで不起訴を買ったらしい。なぜそうなったか?という、アメリカの司法制度の話である。著者自身、「みんながわかっている犯人」を攻める立場をとったため、でっちあげの罪で起訴された。後半はその法廷記録になっている。 私のような無知にとっては、アメリカの裁判ってこんなふうなのか、と思わせてくれる一冊であった。2017/11/22
九尾の猫
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海外のノンフィクション作家って、自分語り抜きに書けないんだろうか?2010/01/31
みゆう
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有名になったジョンベネちゃんの事件なので読んでみたけど翻訳なのか回りくどく書いていてもう少し簡潔に書いてほしいのと翻訳にみられるぶつ切りのような文章で読むのを断念。母親が殺したとみているが真相は解明されてはいない。2022/07/17