出版社内容情報
古賀 徹[コガ トオル]
九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。
北海道大学文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。
専攻は哲学。2000年から、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究。
主著『超越論的虚構──社会理論と現象学』(状況出版)、
『理性の暴力──日本社会の病理学』(青灯社)
内容説明
商品の氾濫する“欲望”の時代。ラカンの“対象a”をふまえ、マルクスを読みなおし、フロイトを援用して、快楽のコミュニケーションをリビドー次元から探求する渾身の問題作。
目次
序 物だけでも、そして心だけでもなく
第1章 愛の経済とはなにか(伝統的な愛の概念―生理学・経済学・心理学;愛の経済とはなにか―リビドーとは;快感原則と現実原則―貨幣経済とリビドー経済 ほか)
第2章 愛における格差(現代の格差とはなにか―所有権と私有財産の起源;労働の疎外とは―リビドーの疎外;等価交換の原則―リビドー等価交換の原則とリビドー市場価値説 ほか)
第3章 愛の社交主義のために(新しい価値論への挑戦―市場におけるリビドー交換;“もの”に力はあるのか―貨幣をめぐるリビドーの運動形態;商人の二つのあり方―事物に価値があるのはなぜか ほか)
著者等紹介
古賀徹[コガトオル]
九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得、博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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