内容説明
人類の智慧の見過ごされたメインストリーム。人間の自由の根源を探る類い稀な思想書。生きられることへの驚きを前提とした学問は如何に可能か、という問題を考察する。
目次
第1部 合理的な神秘主義の系譜(孔子;仏陀;ソクラテス;孟子 ほか)
第2部 合理的な神秘主義とは何か(確実性;創発;創発の否定;「語りえぬもの」;「才能のある子」;智慧の探求;合理的な神秘主義;階層の問題;取り組むべき問題)
第1部のオプショナル・ツアー(学習社会;縁起;知ること;スピノザ)
著者等紹介
安冨歩[ヤストミアユム]
東京大学東洋文化研究所教授。1963年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業後、銀行勤務。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部・東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wiki
10
めちゃくちゃ骨太な本だった。少なくとも他著を読んでいた分だけは理解できたが、自身の知識が足りないため、思想遍歴を追う作業は、車にしがみついてスタントしているような気分になった。この知識の深さが、むしろ著者の悩みが如何に深いものであったかを語っているようにも思える。複雑で濃厚な内容なので、何度も読み直して、著者の思索を追ってみたい。「社会システムは、無意識レベルに浸透して、人々を見事に操作する」とあったが、巨大なこのシステム自体を作り上げたのは、人々の心に巣食う「無明」であるように、はた思わずにいられない。2018/02/13
按摩沙弥
3
一冊で智慧のメインストリームを歩むことのできる驚くべき名著。 思想の知的好奇心を満たすのみならず、人生観を変える。難解なため、本書から派生して多くの参考文献を読むきっかけになりました。まだまだ読み返し本書の中を歩み続けます。2018/10/15
しょ~や
3
本当にあったのかという点曖昧ではあるが、哲学など思想はどうしても同時代や過去のいろんな影響を踏まえて読まないと魅力を味わい尽くせないなと。2018/05/17
Hiroki Nishizumi
3
前回よりは分かったような気がする2018/05/09
Hiroki Nishizumi
3
カタログ的にワイズマンを網羅しており、面白いけど少し難しい。読んでなんとなく理解出来たよう気がしているが、分かってないかも知れない。何れにせよ時期をおいて再読の要ありだな。2017/05/16
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