内容説明
金原瑞人のとっておきこの短篇。その大切な箱って何だったのか。ブルース・コウヴィルの不可思議な世界。
著者等紹介
コウヴィル,ブルース[コウヴィル,ブルース][Coville,Bruce]
英語圏で大人気の児童文学作家。愉快なナンセンスものからシリアスなものまで大人でも十分楽しめるファンタジーを次々に発表している
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年生まれ。法政大学教授、翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ海外文学の紹介、翻訳で著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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timeturner
1
3つの短編が左ページに英文、右ページに解説という形式で載っている。解説が訳注ではなく、翻訳のためのヒントになっているので、児童文学の翻訳をするための教科書にも。話の内容もそれぞれにヒネリがあって面白い。2013/08/23
斑入り山吹
0
続きが翻訳されないシリーズを読めるようになりたい。ざっとならペーパーバックでも分かるけれど、ニュアンスというかそういうのはやっぱり解説付きで勉強しなければ、といろいろ手を出すのだが、選り好みが激しいものだから、面白いと思える本でなければ読む気にならないのだ。だから、この本は良かった!さすが金原氏!!『最後のユニコーン』がちらりと出てきたりするあたり、にやにやしてしまう。3編載っているが、どれもちょっと不思議な話。やりすぎない程度でちょっと突っぱねた感じがとてもよかった。こういう本をもっと出してほしい。2012/04/26