「よい子」が人を殺す―なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか

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「よい子」が人を殺す―なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862280244
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C1036

出版社内容情報

[なぜアキハバラ無差別殺傷事件が発生したのか]
先日の秋葉原通り魔事件のような、青少年による無差別殺人や家庭内殺人が続発している。犯人は、かつての非行少年ではなく、いずれも非行歴のない「よい子」、成績優秀だった若者というのが著しい特徴だ。これらの原因はなにか。二極化する格差社会、「負け組」にならないよう、孤立したカプセル家族内の内圧が極限化した結果の親殺し、その怒りが社会に向かうと無差別殺人に至る。これら若者殺人の背景、克服する道を、<格差社会><カプセル家族>や教育観・子ども観等の見直しのなかで考える。


07年6月、学研新書として刊行され、発売10日で回収された『カプセル家族の危機』の大幅増補改訂版。
今年になって起きた「アキハバラ事件」や無差別殺人事件を加筆。

内容説明

若者による家庭内殺人や秋葉原事件のような無差別殺人が続発している。加害者は、かつての非行少年ではなく、いずれも非行歴のない「よい子」というのが著しい特徴だ。これらの要因はなにか。二極化する格差社会の「負け組」転落を防ぐ親の抑圧的な期待と孤立した家族カプセル内の内圧極限化による親殺し、大きな挫折体験をした若者の怒りが社会に向かった結果の無差別殺人。これら若者殺人の背景、克服する道を、「格差社会」「家族カプセル」やキャリアデザイン教育、子ども観等の見直しのなかで考える。

目次

序章 今、「よい子」に何が起きているのか―続発する「家庭内殺人」「無差別殺人」の謎
第1章 続発する「家庭内殺人」―「よい子」が親を殺すとき
第2章 事件にみる「カプセル家族」―バーチャル化・スパルタ化
第3章 殺人はなぜ「家庭内化」するのか―若者の家庭と学校生活の変化
第4章 「無差別殺人」始まる―「家庭内殺人」から「無差別」化へ?
第5章 子ども本位の子ども観めざして―「家庭内殺人」「無差別殺人」脱出の道
終章 それでも家族は子どもの味方、家庭は居場所

著者等紹介

尾木直樹[オギナオキ]
現在、教育評論家、臨床教育研究所「虹」所長、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院教育学研究科客員教授。滋賀県に生まれる。早稲田大学教育学部卒業後、海城高校、東京都公立中学校教師を経る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たま

1
読了。一般論の見直しに適している。「よい子」は必ずしも心根が良いというわけではなく、よい子の演技をしている(あるいはさせられている)場合も多々ある。一方で心根が良い子でも生育環境によって歪められることは大いにありうる。親として自戒せねばならないと気を引き締め直した。2021/05/22

新橋九段

1
犯罪学の素人が考えそうな原因論のオンパレードという意味では、百科事典的な価値があるかも。2016/11/29

1
よい子じゃなくても犯罪を犯すよ。結局親はどうしたらいいんだ。2009/05/31

cochon_voyage

0
「家族病理」…「社会病理」…『人間というものは、その生育歴の中で、他者から丸ごと愛されることや、認められる体験が重要…自己の心情をあるがまま素直に開示できる"人間らしい人間"に育てるためにも、自尊感情はいかに重要な要素か…』2016/03/18

こたろ

0
尾木ママがなぜ、「褒めることが大事」「自己肯定感を育むことが大切」という結論に至ったのかが実際の事件を通して解説されている。特に、「親の期待を忠実に再現しようとする『イイコ』がなぜ危険なのか」という話などは、現代の子育ての落とし穴になっていることは、意外と盲点になっているんじゃなかろうか。「なにをすれば成功するのか」が不透明な社会に生きる上で、親世代の一方的な価値観を体現しようとするイイコが、どのように苦しんでいるかということがよく分かる。まぁ2015年から見たら問題点がやや古めではあるけど。これから子育2015/07/19

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