小池一夫対談集―キャラクター60年

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862258656
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

漫画界の重鎮・小池一夫が各界の第一人者や、小池一門の弟子たちと、語りに語った漫画・アニメ・ゲーム、そしてキャラクターの60年!キャラクター史の空白を埋める「幻の対談」が、ここに登場!

目次

手塚治虫「僕は神様じゃないんです」
小島剛夕「小池さん、近頃は不親切なんだ(笑)」
石ノ森章太郎「全てのキャラクターはキングコングに通じる」
藤子不二雄A「キャラクターは読者に見られることでココロと体を持っていく」
池上遼一「僕はロボットには興味がないんです」
叶精作「…やっぱり、首の付け根ですね」
高橋留美子「私はもっと『悪』を描けたらいいなと思うんです」
さくまあきら「みんな友達が支えてくれる」
堀井雄二「本質的な『面白さ』って変わらないんですよね」
板垣恵介「キャラクターは突き抜けていれば突き抜けているほどいいんです!」
山口貴由「漫画家って描きたいキャラクターは一つしか持っていないものかも知れない」
神山健治「リアルさが足りないと物語に面白味が出ないんです」
虚淵玄(ニトロプラス)「誰もが当たり前に、『キャラクター・シンキング』できる時代がやって来る」
庵野秀明「南極にいる人は、北極の人に憧れるんです」
長嶋茂雄「プラス思考の人はオーラが出やすいんです!」

著者等紹介

小池一夫[コイケカズオ]
作家。漫画原作者。1936年秋田県生まれ。70年「子連れ狼」(画/小島剛夕)の執筆以来、小説、漫画原作、映画・テレビ・舞台等の脚本など幅広い創作活動を行う。77年より漫画作家育成のため『小池一夫劇画村塾』を開塾。独自の創作理論「キャラクター原論」を教え、漫画「うる星やつら」の高橋留美子、「北斗の拳」の原哲夫、「バキ」の板垣恵介、ゲーム「ドラゴンクエスト」の堀井雄二など、多くのクリエイターをデビューさせ、現在も後進の指導にあたっている。2004年には米国漫画界のアカデミー賞と呼ばれる「アイズナー賞」殿堂入りを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

25
2013年刊行の『小池一夫対談集』。手塚治虫や石ノ森章太郎といったトキワ荘世代から、小島剛夕に池上遼一の作画でコンビを組んだ漫画家、また高橋留美子、板垣恵介ら劇画村塾門下生、そして神山健治に庵野秀明のアニメ畑の監督、さらには長嶋茂雄まで、対談相手は多岐に渡る。それを可能とするのは、小池のこだわりであるキャラクター論を軸に話が進んでいるからだ(クリエイターにとってキャラクターは重要だし、長嶋茂雄に至っては彼自身が稀有なキャラクターであるという前提で選出されている)。(つづく)2020/07/28

坊っちゃん

9
★★★ 漫画などの物語に大切なのはストーリーよりも、とにかくキャラクター創りなんだというのが小池先生の考え方。なので本書も「対談集」と銘打っていますが、内容はキャラクターの創造論や創作方法を、語り語らせる形で進んでいきます(中には対談ではなく講演というのもあり)。それ以外の話はほとんど無く内容も薄いです。もっとフランクに面白い交流話や裏話を読めると思っていただけに少し残念。高橋留美子や堀井雄二には期待したんだけどなあ。漫画家志望の方なら読んで損はないと思いますが…。(コメント:2019/10/13)2019/10/13

ほしけも

7
対談したそれぞれの人がキャラクターの立たせ方とか、物語の作り方を語っていて面白かった。手塚治虫先生の怖いくらいグイグイくる感じが面白い。2014/02/08

paluko

6
55頁、石ノ森章太郎との対談で出た「たいがいのマンガ家を知りつくしてるから、この人と組んだらこういうもの、というように(原作の構想が)沸いてくる」という発言、さらに実例として絵の完成度は高いが筆が遅い(原稿が落ちる)漫画家と組んだときに「舞台を北極に設定して、背景が真っ白で描き込みようがないようにしむけた」エピソードにはぶっ飛んだ。170頁、板垣恵介との対談では刃牙のキャラクターは可愛い女の子の水彩画を原型に、首を太くしたり筋肉をつけて男らしさを加えて完成したもの…と明かされていてこれもびっくり。2021/11/22

ninni

4
- 藤子不二雄A「オバケのQ太郎は上野動物園のペンギンのよちよち歩きがモチーフ。」- さくまあきら「B級グルメをゲームのすごろくに入れたのが桃太郎電鉄」「出版社の立ち上げに失敗して借金を抱えたときに、堀井雄二に「ゲームを作れば借金を返せる。わしでもできるんだから簡単だ」と言われた。作ってみたら無茶苦茶大変だった。文句を言ったら、「誰かを自分と同じ目に合わせたかった」と言われた。」「ゲームの作り方がわからなかったら堀井雄二に聞けばいい。」- ドラゴンクエストは簡単な言葉+難しい言葉、「た行」と「濁点」。2021/03/20

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