内容説明
2013年、東京五輪招致活動のさなかメディアを賑わした「全柔連の一連の不祥事」事件。メディア報道の嵐の中、全柔連内部からはどう見えていたのか。当時の事務局職員の記録から辿る全柔連のもうひとつの「騒擾の一年」。女子ナショナルチームにおける暴力的指導問題が社会事件化していく過程。続いてメディア報道された「助成金問題」に対する第三者委員会と全柔連の対応。「全柔連の一連の不祥事」事件が社会に提起した問題の深層。
目次
第1部 「全柔連の一連の不祥事」事件の事実経過(「全柔連の一連の不祥事」問題の経過(まとめ)(平成25年10月18日)
「暴力的指導問題」の経過(備忘メモ):なぜここまで社会問題になったのかの検証のために(平成25年4月18日)
理事会での監事団による報告の内容:「全柔連一連の不祥事について(執行部らの責任の考察)」(平成25年8月21日))
第2部 「振興センター助成金問題に関する第三者委員会」への疑問(平成25年10月18日)(平成26年8月21日追記)(指導者個人助成金問題の本質;第三者委員会Y委員長への疑念;指導者の受給資格判定についての疑問;「最終報告書」全体の印象)
第3部 その後の全柔連:「指導者個人助成金問題」に関する全柔連内部通報事案の顛末(平成26年7月30日)(指導者個人助成金問題に関する内部通報事案の経過(平成26年7月30日)
山口香氏の指導者個人助成金問題への関わりについて(内部通報書面の内容)(平成25年12月4日)
全柔連からの回答に対する追加質問・意見等(平成26年1月29日)
全柔連に対する質問について(平成26年4月3日)
全柔連執行部・山口監事のメディアへのコメント内容についての意見(平成26年4月18日)
指導者個人助成金問題の実態(個人単位での分析結果)(平成26年7月3日)
「柔道MINDプロジェクト」について(意見)(平成26年7月3日))
著者等紹介
加藤英樹[カトウヒデキ]
1949(昭和24)年、大分県(津久見市)生まれ。一橋大学(法学部)卒業後「旭化成工業株式会社」入社。2002(平成14)年、日本社会事業学校(研究科)卒業後「社会福祉法人ロングライフ小諸」入職(介護老人福祉施設勤務;生活相談員)。2009(平成21)年、「財団法人全日本柔道連盟」入職(事務局参与)、世界柔道選手権2010東京大会の開催準備(大会事務局次長)、公益財団法人への移行等の業務に携わり、2014年1月に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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