内容説明
日本語・中国語vs英語という分類を緻密に検証。日本語は中国語の共通点を具体的に例示。中国語と日本語は歴史を通じて互いに影響し合ってきた。日本の書物は長い間漢語(中国語)で著されていた。中国語は日本語と同じグループの言語だった!
目次
第1章 中国語は本当に英語に似ているのか(中国語学習についての奇妙な現象;欧州と中国の関係 ほか)
第2章 中国語と日本語の長い交わり(日本人と中国語の触れ合い;全く違う言語からのスタート ほか)
第3章 中国語と日本語の類似性(日本語と中国語の関わり;日本でどのくらい漢字(漢文)が使われてきたか ほか)
第4章 中国語と日本語の共通・類似したところ―基礎文法編(冠詞の有無;単数・複数の存在 ほか)
第5章 中国語と日本語の類似点―その他(位置や時間の区切りの示し方;時間を表す副詞(句)の位置 ほか)
著者等紹介
樋口真二[ヒグチシンジ]
1958年生まれ。1982年九州大学経済学部卒(大学在学中にカナダにて約1年学生研修)。大学卒業後、大手商社入社、主に海外投資業務に従事。欧米向け事業経験が長く、米国駐在が2回。2010年シンガポールに駐在し、中国語(漢語)の勉強を始める。2003年米国カリフォルニア州、カリフォルニア州立大学(アーバイン校)にてMBA(経営学修士)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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R
6
中国語は英語と似ているから難しい、そういう根も葉もない噂を否定するために、中国語がどれだけ日本語と類似点があるか、また、英語と異なっているかという話をこんこんとつめにつめた本でした。話の半分くらいが繰り返しじゃないかと思うほど、執拗ともいえるほどの類似指摘は、そうなのかなと圧倒される一方で、流石にそこまで言い出すとなんでもありじゃないかと思うような部分もあって、勢いが過ぎる部分もありましたが、読み物として楽しめました。2015/02/17
光太郎
1
中国語は学びたいけど、英語も中途半端だし、フランス語も動詞の変化でいつも放棄しているから、なかなか辿りつけません2015/01/26
欣喜雀躍ちゃん
0
エッセイ集・例文集として。学術的に見てどうこうという話ではない。2016/05/05
アンゴ
0
★★☆☆☆ 「中国語が英語に似ている」という根拠不明な一部の言説を筆者の学習経験と主観から否定する仮説を披露。尖閣諸島国有化に強まる感情的風潮に、言語面から認識を改め客観視を促す低意がある。 言語学者でないと断ることで、随所にみられる誤認識や我田引水の主観論を免れようとしている節がある。出典明記していない論拠も多く、自説に合うよう曲解している可能性も否定できない。 引用例文は多様で英中対比があり。 中国から日本に及ぼした言語的影響の視点は同意する。2020/02/12
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