内容説明
現今、奄美に流布する直川智伝説は、一人で旅立ち、台風に遭い、流され、福建省に流れ着き、救われ、年余の末、帰国する。その際、数本の砂糖黍の苗を持ち帰り、移植した。黍は実り、黒砂糖を造るに至った。こうした奄美における黒砂糖の祖として崇められている。しかし、一人ではなかったとなれば評価は根底から崩れる。日本の黒砂糖の歴史は奄美大島の直川智から始まった?直川智伝説を探る。
目次
舟
漂流
帰郷
さつま芋
砂糖黍
クルマ
黒砂糖造り(サタシ)
系譜
追賞
続・追賞
贖罪
著者等紹介
三島正道[ミシママサミチ]
1929(昭和4)年東京に生まれる。現在奄美大島に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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