内容説明
ぶつからない。止まらない。“円転”こそが「無敵」。稀代の達人合気道家が、師の教えを書き留めた「稽古日誌」。自分のためだからこそ、そこには何の虚飾もない、合気修得の極意そのものがつづられていた!
目次
第1章 相手と同時に動く―“対抗力”が不要になる世界(間髪をいれず;起こりで決まる技 ほか)
第2章 合理的身体操法の研究―手捌き、足捌き、体捌きの妙(指捌き、手捌き、体捌き;指先にも技あり ほか)
第3章 円・球の身体性―「腰の回り」とぶつからない身体性の獲得(円乱取り;円乱取り、仕合 ほか)
第4章 “ぶつからない”ための意念―意念と身体の連関(勝負の時の技;自我を捨てて球理に従う ほか)
第5章 合気の境地―“怖いものなし”な心(合気;合気拍子 ほか)
著者等紹介
成田新十郎[ナリタシンジュウロウ]
1929年生まれ。1959年、光輪洞合氣道創始者、平井稔師のもとに入門。1997年、九段位取得。2003年、光輪洞合氣道総師範に就任。2006年、総師範を辞し光輪会を引退。現在は個人、小グループを対象に指導しながら、自身のさらなる心技の研鑽に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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田氏
16
武道には翻訳者の養成が必要だ、と自分は考えている。その翻訳の原典とは感覚やイメージであり、訳す言語はことばという意味での言語でなくとも数値や映像でもいい。本書では「腰の回り」という語が中心概念となるが、その語が示すところは物理的な運動でも空間座標でもなく、概念と呼ぶのが妥当だろうか。あるいは示し示されることのない、前期ヴィトゲンシュタインが「語りえぬもの」と呼ぶものかもしれない。可能なことは「気」などの語が従う言語ゲームのルールを推し量ること…すなわち翻訳だ。その手段についてはまだ講じる余地があるだろう。2021/11/27
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