目次
関ケ原合戦の位置づけと課題
第1部 政権の中枢(増田長盛と豊臣の「公儀」―秀吉死後の権力闘争;軍事力編成からみた毛利氏の関ケ原;上杉景勝の勘気と越後一揆)
第2部 政権の周辺(関ケ原合戦と尾張・美濃;関ケ原合戦と長宗我部氏のカタストロフィ;島津義久“服属”の内実―関ケ原への道程)
「関ケ原合戦図屏風」―作品概要と研究の現状
著者等紹介
谷口央[タニグチヒサシ]
1970年三重県生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科准教授。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Toska
6
増田長盛の立場、毛利氏軍事編成論、当主としての島津義久等々、ユニークな角度から関ヶ原に光を当てる論集。とりわけ、主戦場となった美濃・尾張の諸勢力の帰趨を論じた山本浩樹氏の論考が面白い。彼らは「公儀」の行方に気をかけた形跡がなく、地縁や血縁など様々な個人的動機で帰属先を決めた。豊臣政権下で鉢植化された大名たちには、戦国大名のように地域を巻き込んで戦争する力がなかった。石田三成は福島正則を取り込むつもりでいた。等々、これ一本だけでも読む価値あり。2022/02/01
onepei
0
脇役の話がおもしろい。2015/04/13
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