動物の値段と売買の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862120878
  • NDC分類 480
  • Cコード C0040

内容説明

タブーを破る驚愕の話。原野や草原で捕獲された動物たちが動物園やペットショップに並ぶまで!世界中から珍種、希少種を輸入する動物商という仕事の中身がわかる本。

目次

第1章 人間が動物に抱いているそのイメージは間違っている!?(アライグマ―異国日本で飼われ捨てられ駆除される悲しきラスカルたち;ハリネズミ―ネズミという名と痛そうなハリで損をしているモグラの仲間 ほか)
第2章 動物の輸入にたちはだかるさまざまなハードル(ショウガラゴ―ペット用サルの輸入をめぐって浮き彫りになる動物商と役人の姿勢;ヤマアラシ―輸入動物の現物検査をする若い税関員が絶句した強烈なニオイ ほか)
第3章 展示目的やペット以外にも人間に貢献している動物たち(ラクダ―過酷な環境をものともせず人間に多くの利益をもたらす家畜;ワニ―絶滅危惧種のワニを繁殖しても、もはや戻るべき自然のない現実 ほか)
第4章 命の世話から法律の勉強、役人との交渉まで、動物商は大忙し(アルマジロ―フロリダではココノオビアルマジロは駆除対象種;オオアリクイ―早く受け取りたい動物園側が深夜の受け渡しを望むほどの人気者 ほか)
第5章 地球に生きる動物と保護とさまざまな現実と人間と(ホッキョクグマ―附属書2で商取引は可能だが温暖化防止の象徴だから輸入は困難;ウミガメ―赤ちゃんウミガメの放流よりもある程度成長したウミガメの放流を! ほか)

著者等紹介

白輪剛史[シラワツヨシ]
1969年静岡生まれ。幼少より爬虫類に興味を持ち、専門的な知識を独学する。趣味が高じ、爬虫類輸入会社「レップジャパン」を設立した。数カ国語を操る語学力を活かし、海外より数多くの新種、珍種の爬虫類を輸入している。平成7年には「有限会社レップジャパン」を設立し現在も有限会社レップジャパンの代表取締役であると同時に専門知識を活かし専門学校の講師を務める。また、多くの爬虫類専門書を執筆する。近年は日本最大の爬虫類イベント『ジャパンレプタイルズショー』を主催するなど精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

13
このシリーズ未だに飼いたい羊について書いてくれない…。2014/09/07

丸太

4
なかなか面白かった。著者の動物愛と商売っ気、叩き上げ動物商の気概に溢れた本。本当かな?ふむふむ、成る程!と読み終わったが、小ネタが嬉しく、子供の頃に読んだ、動物もし戦わば、を思い出した。2016/09/10

くまこ

3
エボラ出血熱ウィルスから厚生省がサル類の輸入規制に動きだした話とか、検疫がらみのところが面白かった。ショウガラゴという小さいサルとかペットにできたら可愛いと思うが、可愛いだけでは動物は飼えない。当たり前か。2012/11/27

ナイタロー

1
このタイトルからてっきり【動物の売買の闇を暴く】的な話かと思っていたら、作者は動物商の方。実際に動物を商品をして扱っている人の生の話は、とにかく面白いの一言でした。知らない世界を覗かせてくれた一冊です。2017/01/29

カドリール

1
わかりやすく、押し付けがましくなく、広い視野からの専門的な知識をさらさらと心地好い倫理感を交えながら披露してくれています。面白いです。きっと商売でも器が大きい方のような気がします。動物の売買はやはり好きではありませんが、こんな方がその現場にいることにホッとしました。2014/04/25

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