内容説明
動物に値段を付けることもタブー視されてきた背景があるので今まで本書のようなものが出なかったのだろう。動物園のどんな動物にも値段がある。動物の値段は生息数、入手難易度、輸送難易度、大きさ、飼育難易度によって決まる。希少性が値段に跳ね返り、違法取引が横行する原因との指摘もあるが、動物に値段を付けることをタブー視せずオープンにすることで動物たちが直面する問題点、取引の問題点、動物園の苦労、裏方の仕事などが見えてくると思う(「はじめに」より)。
目次
はじめに 動物を飼うには、でかくなればなるほど気合いと心構えが必要
第1章 動物園でおなじみのあの動物たちの光と影(ライオン―ずっと赤ちゃんのままでいてくれたら、というのが動物園の本音!?;サル―サル類検疫のおかしな現実と8000万円の値がつくゴリラの悲しい現実 ほか)
第2章 スポットライトを浴びたスターたちの裏事情(ジャイアントパンダ―専属の飼育員を引き連れて中国から世界に赴くVIPな親善大使;コアラ―人気が上がろうが下がろうが、維持費は変わらず1200万円 ほか)
第3章 飼ってみようと思わせる生き物たちのホントの姿(ヘビ―無闇にヘビを嫌うべからず、されど毒ヘビは飼うべからず;カメ―近い将来、地球上からカメが消滅する日がやってくる!? ほか)
第4章 マニアックな動物・人気の動物をめぐるおかしな人間模様(エリマキトカゲ―身を削って(削らされて)爬虫類界に光を当ててくれた大功労者
ピグミージェルボア―小さくてカワイく、臭わないしおとなしい、パーフェクトなペット ほか)
資料
著者等紹介
白輪剛史[シラワツヨシ]
1969年静岡県生まれ。幼少より爬虫類に興味を持ち、専門的な知識を独学する。趣味が高じ、爬虫類輸入会社「レップジャパン」を設立した。数カ国語を操る語学力を活かし、海外より数多くの新種、珍種の爬虫類を輸入している。平成7年には「有限会社レップジャパン」を設立し現在も有限会社レップジャパンの代表取締役であると同時に専門知識を活かし専門学校での講師を務める。また、多くの爬虫類専門書を執筆する。近年は日本最大の爬虫類のイベント「ジャパンレプタイルズショー」を主催するなど精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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