内容説明
「あなたは、私がいなくても、何も困らないよネ」とカミさんが出て行ったのは、ぼくが56歳の時…。熟年離婚、がん宣告、60歳を迎えてフリーランスという仕事への不安。はたまた大好きな料理のこと、仲間のこと、ネオン街…。あのCMディレクターが、縦横無尽に俳句を駆使して日常生活の喜怒哀楽をつづった大人の落書き。
目次
朝の儀式と夜の習慣
五六歳、独り暮らしへ
独り暮らしの方針
独り暮らしのコツ
独りのための料理
味噌汁賛歌
農家生まれ、一〇人兄弟
「三〇の瞳」を忘れない
おばあちゃんの思い出
バイクと放浪の日々
岩魚が呼んでいる
アウト・ドアの遊び仲間
涙もろくて、せっかちで
俳句と出会う
がんのこと
独りは嫌いだ
著者等紹介
石川鐡男[イシカワテツオ]
昭和20年、山形県酒田市生まれ。日本芸術学部放送学科卒。大学卒業後、CM制作会社を渡り歩き、ラドー、サンスター文具の象が踏んでも壊れない筆入れ「Uマチック筆入れ」、サンスター文具「スパイメモ」シリーズは、一世を風靡。独立後、フィリップスやヤマハの音響関連商品のCMを手掛ける。不二家のペコちゃんの「クリスマスケーキ」「雛ケーキ」シリーズ、ペヤング「ソース焼きそば」「ミニ・ワンタン」シリーズ。立川志の輔出演シリーズはすべて企画演出。京樽の茶巾寿司、蒸し寿司、鮎寿司、五月寿司などのシリーズCMでIBA賞、ACC賞、電通賞、日経賞を得る。ビジネス・ソフトのOBC勘定奉行のTV‐CM、「おまかせあれーい!」で、ブランド・ロイヤリティを盤石にする。55歳の時「俳句映像歳時記」13巻を2年掛かりで作り、俳句を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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