出版社内容情報
日置流印西派の伝統を継承し、長い歳月にわたる修錬と指導によって体得した弓道探求の道程、しなやかな「型の完成」に向けて、心身のありようを定めていく工夫の実際を、易しく語り尽くした「弓道読本」。重版を重ねた上製本をこのたび普及版として刊行。
序論 かたちと型射法八節(足踏みについて;中心線について;取懸けと勝手の手の内 ほか)経験と修錬(競技や審査に臨んで;経験について;待つ ほか)
◇現代女子弓道最高位に立つ著者による最高の弓道書。
◇日置流印西派の伝統を継承し、長い歳月にわたる修錬と指導によって体得した弓道探求の道程、しなやかでゆるぎない「型の完成」に向けて、心身のありようを定めていく工夫の実際を、やさしく語りつくしている。浦上博子は、弓道範士九段。1922年、兵庫県西宮市生まれ。7歳より父岡崎清二郎教士七段の手ほどきを受け、結婚後は夫の父浦上栄範士十段に日置流印西派を学ぶ。全日本弓道連盟審議委員会委員、同指導普及対策委員会委員、同中央指導者講習会主任講師等を歴任。著書には他に『初心者のための弓道』(成美堂出版)がある。元新体操日本代表の山崎浩子さんは「山崎浩子のアスリート進化論」(『週刊文春』1999.10.21号)のなかで、新体操をやる上でもっとも大切なことは「体の軸を作ること」と思ってきたけれども、この本のなかにもまったく同じ認識と極意の経験が語られていることにびっくりしたと、本書を絶賛しています。「集中力が強く働く時、つまり緊張の度合いの強い時の方が神経を分散して使うことが出来るように思います。こんな時には自分の身体の細部までよく感じることが出来て、やるべきことがはっきりわかる気がします」(本書74頁)。―ここに書かれた言葉は、全てのスポーツ・武術・身体術の心身の整え方、型のありようを語ってくれています。名サッカー選手にはボールと自分のからだの動きの瞬時の差異が見えるのでしょうし、名レーサーは高速で走りぬける道路や周囲の風景と、身体の一部となった車体の像を微細にみわけることができているのでしょう。
内容説明
日置流印西派の伝統を継承し、長い歳月にわたる修錬と指導によって体得した弓道探求の道程、しなやかな「型の完成」に向けて、心身のありようを定めていく工夫の実際を、易しく語り尽くした「弓道読本」。
目次
序論 かたちと型
射法八節(足踏みについて;中心線について;取懸けと勝手の手の内;手の内について ほか)
経験と修錬(競技や審査に臨んで;経験について;待つ;逸る ほか)
著者等紹介
浦上博子[ウラカミヒロコ]
弓道範士九段。1922年(大正11年)、兵庫県西宮市生まれ。神戸女学院専門学校卒業。七歳より父岡崎清二郎教士七段の手ほどきを受け、結婚後は夫の父浦上栄範士十段に日置流印西派を学ぶ。全日本弓道連盟審議委員会委員、同指導普及対策委員会委員、同中央指導者講習会主任講師等を歴任
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