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上方のをんな―女方の歌舞伎譚(しばいばなし)

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862042125
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0074

内容説明

情の世界、それが上方歌舞伎。古稀を迎えて、いま語る、上方のをんなの真髄。

目次

第1章 秀太郎、とわずがたり(「松嶋屋」に生まれて;顔見世の思い出)
第2章 上方のをんな歌舞伎譚(河庄「小春」;恋飛脚大和往来「梅川」、「おえん」;吉田屋「おきさ」;沼津「お米」;女殺油地獄「おかち」、「小菊」、「お吉」、「おさわ」)
第3章 三大義太夫狂言(菅原伝授手習鑑「苅屋姫」、「立田の前」、「桜丸」、「八重」、「戸浪」;義経千本桜 すし屋「弥助実は平維盛」、「小せん」;仮名手本忠臣蔵「顔世御前」、「おかる」、「お才」、「お石」)
第4章 上方の歌舞伎に生きて(仁左衛門歌舞伎;関西歌舞伎中之芝居;上方歌舞伎塾と平成若衆歌舞伎;上方歌舞伎への思い)

著者等紹介

片岡秀太郎[カタオカヒデタロウ]
本名・片岡彦人。十三代目片岡仁左衛門の次男に生まれる。1946年京都南座での『吉田屋』禿役で片岡彦人の名で初舞台。1956年大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名。やわらかみのある上方の女方として、活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケイ

94
10月、大阪にお住まいの秀太郎さんとお弟子さんたちがお話される会が能楽堂であった。その時に12月の南座での顔見世で藤の方を演じられるのをとても楽しみにされていたので、今回体調のための休演はとても残念なことだろう。その時に話されていることが全部わかるほど歌舞伎を知っていたら…。コロナ禍の休演続きで仕事の少ないお弟子さんのために自宅に置いておられる写真をオークションにするべく持ってこられていた。その時の写真が私の部屋にある。なんとも艶っぽい若い秀太郎さんがいる。早く舞台の秀太郎さんにお会いしたい。2020/12/12

yumiko

63
先日観た「封印切」のおえんが素晴らしかった。上方を代表する女形、当代仁左衛門の兄である著者。一般には愛之助の義父として知られているかもしれない。著者をよく知る編者なのだろう。軽やかなお喋りが聞こえてきそうな構成だ。生い立ちから現在まで、関西歌舞伎の盛衰を目の当たりにされたからこその熱心な後進指導には頭が下がる。まるで種明かしのような芸談は読み応えたっぷり。知っている演目はより理解が、未見のものはより期待が増してしまう。江戸と上方の違いも興味深い。これからもたくさんのお姿を舞台で拝見したいと切に願う。2018/11/12

garyou

2
老け役、それも爺役をやりたいのかあ。上方芝居の松嶋家型と成駒屋型の違ひについて語る部分が多い。でも、「型をふまへていろいろやる」といふ感じかな。「役者が喜んで演じる部分があってこそ、芝居が面白くなると思う」とか「芝居は台詞を交わす相手によって、大きく変わっていくもの」とか、そのとほりだなと思ふ。2011/12/21

つばな

1
ファンにも、若い役者さんにもためになるいい本。芸談というにはくだけた文章だけど、その分すっと入ってきて、よくわかります。秀太郎さんの話す言葉、書く文章は味があっていいなあ2013/08/31

筋書屋虫六

1
上方歌舞伎の女形として生涯をかけてきた片岡秀太郎丈の回想録。松嶋屋の芸のありようや心づもりが綴られ、また、「お父ちゃん」である13代仁左衛門への尊敬と深い愛情がしみじみ伝わってきて胸にくるものがありました。上方の芸を絶やしたくないという思い、有名な松嶋屋が私財を投げ打って興行した「仁左衛門歌舞伎」の舞台裏の話や、愛之助を養子にして後進の指導にかける奮闘の様子も淡々と書かれ、秀太郎丈の気骨が感じられる1冊。望んでいた内容で読み応えありました。2012/07/09

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