内容説明
ユネスコ無形文化遺産の全容を網羅するデータ・ブック。本書では、ユネスコの最新の無形文化遺産の全体像、すなわち、無形文化遺産保護条約の仕組み、無形文化遺産リスト(「緊急保護リスト」と「代表リスト」)に登録されている412件、条約の原則と目的に適った最善の実践事例である「ベスト保護プラクティス」の17件の全容を理解することにより、高齢化や後継者難などで失われゆく地方の良き伝統文化のなかにも地方の創生や再生にもつながるヒントを見出したい。
目次
世界無形文化遺産の概要(ユネスコとは;世界無形文化遺産とは ほか)
世界無形文化遺産の地域別・国別一覧(アフリカ;アラブ諸国 ほか)
「緊急保護リスト」に登録されている世界無形文化遺産(「緊急保護リスト」に登録されている世界無形文化遺産の分布図;「緊急保護リスト」に登録された理由 ほか)
「代表リスト」に登録されている世界無形文化遺産(「代表リスト」に登録されている世界無形文化遺産の分布図;「代表リスト」に登録されている世界無形文化遺産の概要)
「ベスト保護プラクティス」に登録されている実践事例(「ベスト保護プラクティス」に登録されている実践事例の分布図;「ベスト保護プラクティス」に登録されている実践事例の概要)
参考 世界無形文化遺産のキーワード
著者等紹介
古田陽久[フルタハルヒサ]
世界遺産総合研究所所長。1951年広島県生まれ。1974年慶応義塾大学経済学部卒業、1990年シンクタンクせとうち総合研究機構を設立。アジアにおける世界遺産研究の先覚・先駆者の一人で、「世界遺産学」を提唱し、1998年世界遺産総合研究所を設置、所長兼務。世界遺産委員会や無形文化遺産委員会などにオブザーバー・ステータスで参加、中国杭州市での「首届中国大運河国際高峰論壇」、クルーズ船「にっぽん丸」での講演など、その活動を全国的、国際的に展開している
古田真美[フルタマミ]
世界遺産総合研究所事務局長。1954年広島県呉市生まれ。1977年青山学院大学文学部史学科卒業。1990年からシンクタンクせとうち総合研究機構事務局長。1998年から世界遺産総合研究所事務局長兼務。広島県景観審議会委員、NHK視聴者会議委員、広島県放置艇対策あり方検討会委員などを歴任。これまでに約40か国、約200の世界遺産地を訪問している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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