内容説明
これは、人類の未来のために過酷な宇宙で奮闘する人工衛星たちの感動の物語である。
目次
1 気象観測衛星 ひまわり
2 ハレー彗星探査機 すいせい・さきがけ
3 技術試験衛星7型 きく7号・おりひめ・ひこぼし
4 環境観測技術衛星 みどり2
5 次世代型無人宇宙実験システム USERS
6 小惑星探査機 はやぶさ
7 月周回衛星 かぐや
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫
7
頂き本。 タイトルやイラストは軽いけど、中身は思ったよりもしっかりした衛星の解説本。プロジェクトの目的や開発の歴史など分かりやすくまとめられている。おりひめ・ひこぼしやUSERSの話は初めて知った。あと、はやぶさの漫画で不覚にもちょっと泣けた。発売がはやぶさ帰還前だったのが、結果がわかっているからこそ残念な感じ。2016/11/20
ぽつぽつぴー
4
感動しました。衛星についてもっと詳しく知りたいなと思いました。2014/12/18
ぺぽかぼちゃ
3
台風を迎える準備をしながら唐突に思い出した。台風の襲来を予知可能なこと。それがどれだけの人の命を救っているのか。気象衛星ひまわり。彼女がいなかったら、日本は未だに台風が来るたびに財産を、家族を唐突になくす不安に苛まれていたことだろう。表紙に騙されてはいけない。一つ一つの人工衛星の出自と意義を丁寧に解説した良書2014/10/13
さまんさ
3
萌え擬人化本なので表紙・タイトルで敬遠されてしまってるかも知れないけど、超良書!凄くわかりやすく各人工衛星娘の目的や搭載された技術について書いてあるし、それぞれのプロジェクトX的なエピソードも載ってたりして、全然、人工衛星について知識が無い人でもとっつきやすい内容。入門書としてちょうどいいかも。2009/06/11
chrcac
2
表紙に騙されることなかれ。人工衛星の開発の過程などが人の一生みたいに書かれているので理系分野が苦手な私にも内容がすーっと入ってきました。個人的にはきく7号(おりひめ・ひこぼし)の章が好きです。プログラムの問題で接近したり離れたりを繰り返しながら最後に無事つかまえて、2人一緒に光となるまで地球の空を巡っていくだなんてとってもロマンチック!「接近できなかったのはひこぼしが優しすぎた」だとかヘタレひこぼしとか言われてて面白かったです。開発に関わった方々の苦労には頭が上がらないです。理系がんばれ。2014/12/10
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