目次
1 ガラス猫
2 消える魔球
3 送ってく
4 ロング缶
5 俗にいう
6 ヘッドフォン外せば
7 殴り込み
8 大原則
9 新しい巣
10 遠心力
著者等紹介
芳賀博子[ハガヒロコ]
1961年、神戸市生まれ。30代に時実新子の川柳と出会い、師事。「時実新子の川柳大学」元会員。句集『移動遊園地』(編集工房 円)、『髷を切る』(青磁社)。2021年、川柳を中心にことばの魅力をウェブで楽しむ会「ゆに」を創立、同会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
11
2018年に刊行された単行本川柳句集『髷を切る』の文庫化。文庫化に際し、新章を追加。解説文に町田康氏。時実新子が師と知って納得。好きな句集になった。2024/02/22
kumoi
1
言葉では表現できない何かがある。はらわた付近で何かが対流している淀んでいる。それが何かはいまだに分からない。いつか掘り当てなければならない、と思う。 「人生にときどきふってわくメロン」いま私の中にあるものはメロンなのかもしれない。別にメロンでなくてもいい。それをたまねぎと呼んでもいい。このモヤモヤの正体はメロンかたまねぎか、たまねぎ≈神なのか。2024/03/08