内容説明
金を積まれても同僚にしたくない帝都大教授。勝手に失踪するとは何事だ!?清々しいまでに愚かであり、堂々とこの世のズレを理知の鉄槌で叩き直そうという先生の一生。腹を抱え、こぶしを握り締め、最後は缶ビールでご無事を祈った。
目次
第1章 「サンタマリア校友会誌」より(サービス;悲しいだろう、はなをすすりな ほか)
第2章 没書より(亡国の新解釈;三酔人芸林問答)
第3章 「帝都大学駒庭報」より(鯖寿司;埋め草繁りて ほか)
第4章 新稿十題(檸檬;世界に初めて色が現れた日 ほか)
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