内容説明
現代サッカーのルーツを探る25の物語。ルールの制定・カードシステムの導入・背番号の秘密・欧州各国クラブの起源・アルゼンチンとブラジルでのサッカーのはじまり、真の世界大会に姿を変えたワールドカップ・世界で最も古い大陸選手権「コパ・アメリカ」・欧州チャンピオンズリーグ開催の経緯・日本初のフットボールとは?・日本代表戦の記憶…etc。164年間の出来事をまとめた『世界と日本のサッカー年表』を巻末に収録。
目次
第1章 サッカーの起源とルール(サッカーのはじまり;ルールの制定 ほか)
第2章 世界への広まりとクラブチームの発展(「母国」からヨーロッパ大陸に伝わったサッカー;ヨーロッパ各国のサッカークラブの起源 ほか)
第3章 ワールドカップおよび各大陸の大会(「ワールドカップ」開催までの動き;真の世界大会に姿を変えた「ワールドカップ」 ほか)
第4章 日本サッカー史(日本で最初に行われたフットボールとは?;日本サッカーの原点、東京高等師範学校 ほか)
「サッカー歴史物語」牽引年表
著者等紹介
後藤健生[ゴトウタケオ]
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。国内のユース世代や大学サッカー、Jリーグはもちろん、欧州や南米など世界各地での取材をもとに執筆活動を続けている。日本のサッカージャーナリストの先駆者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
25
読メお気に入りさんの感想で本書の存在を知り購入。前書きで「著者である僕が興味を持った」テーマを題材に上梓したと告白しているが、読者である自分にとっても面白い本であった。雑誌連載が元となっているので、同じような語句を繰り返し使用しているのは仕方ないと諦めよう。序盤では審判に関する話題に紙面を割いていたのも(自分が審判員資格を持っているので)とても良かった。2015/04/06
ジュンジュン
3
いよいよロシアW杯開幕。これから一ヶ月、しんどくも楽しいテレビ漬けの日々を送ることになりそう。本書は、サッカー知識の宝庫・後藤健生氏による歴史ネタで読みやすい。2018/06/13
bittersweet symphony
1
海外のサッカー史(+日本のそれを多少)にまつわるエピソード集。日本に特化した歴史ものすら気軽に手に入るものがほとんど無い中で、海外中心で新書で出てくれるのは、スポーツ関連の情報をそういう海外の伝統に立脚した視点で選り好みしているような読者層(私の事ですが)としては大変ありがたい内容。プレヒストリーが近代前にあって、現時点で目にすることの出来るものの同時代史的なものが19世紀の間に始まる、というのは洋の東西問わずいろんなジャンルに当てはまる共通則としてありますが、こちらもその例に漏れない内容。 2014/01/07
ハローCZO
1
正にタイトルの通りサッカーの歴史が書かれた一冊。 なんとなくしか知らない「サッカーの起源」や、マンチェスターUやアーセナルの発足、FCバルセロナはスイスの商人が作った話とかとか会話の中でスッと入れてきたら凄いヤツだなと思われる様な話が満載。 読み始めたらはまってしまう本だと感じた。2013/04/26
Mimuchi
0
後藤さんらしい本だな。今さら聞けないではなくて、こんなことまで知っているんだです。2013/05/15