内容説明
日本中を熱狂させたディープインパクト号の調教助手として、武豊騎手よりも多くその背に跨がり、取材に応じてきた。しかし当時はあまりの注目度の高さに、言葉を選ばざるを得なかった。無敗の3冠馬誕生の裏側、有馬記念・凱旋門賞の敗因、唯一の弱点…。今だからこそ当時の思い、史上最強馬の真実が綴られる。
目次
第1章 出会い
第2章 原点
第3章 無敗の三冠
第4章 敗戦と復活
第5章 凱旋門賞挑戦日記
第6章 帰国後の出来事
第7章 別れ
特別収録 ディープインパクト全戦績&アラカルト
著者等紹介
池江敏行[イケエトシユキ]
1962年生まれ、大分県出身。JRA・池江泰郎厩舎調教助手。当時、騎手だった、叔父・池江泰郎調教師の影響で競馬の世界へ。中学卒業後、浅見国一厩舎での騎手見習いののち、1979年に開業したばかりの池江泰郎厩舎へ調教助手として移る。これまでにメジロマックイーン、ステイゴールド、ブラックタイドなど、池江泰郎厩舎の活躍馬の調教を担当。2006年にはディープインパクトとともに、凱旋門賞へ挑戦した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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としP
24
懐かしい、あの飛ぶような走り。最後尾から全馬をごぼう抜きにする爽快感。まさに日本近代競馬の最高傑作!最強だと思っていただけに、凱旋門賞を制覇出来なかったのは悔しい。おまけに失格…。池江助手の無念たるや。ディープの子が、いつか凱旋門賞を制覇するのを楽しみに待ちたい。2017/09/09
百木
2
読む前から分かってはいたけど凱旋門賞失格の件には大きく触れず「真相」というタイトルは少し大袈裟。ディープにかなり近い立場である厩舎の調教助手の手であり、フランス遠征中の日記等も掲載されているという点では資料的意義があるかとは思うけどサラっと読めてしまう内容。後脚で耳の裏をかくという癖はディープの卓越した柔軟性を示しているもので印象深かった。2017/08/06
anken99
0
誰もが認める史上最強馬ディープインパクト。その彼の一番そばにいた男、池江敏行調教助手が語るディープインパクト物語。かえすがえすも凱旋門賞は残念極まりないが、すでに大活躍中のディープインパクトの子供たちが、必ずや無念を晴らしてくれるであろう。2016/03/04