内容説明
高級フレンチから学食まで。明治・大正・昭和の時代から今なお生き続け愛されている、東京の近代建築たち。食事と喫茶を愉しみながら、撮り、書き下ろした、建築鑑賞紀行。
目次
礼拝堂風学食で頭脳ランチ・立教大学・第一食堂―カキフライ
ラ・マンチャの味・小笠原伯爵邸―歓迎のピカエタ
総栂普請の暗殺の部屋・高橋是清邸―うめとしらすのピラフ
巨匠の作品に囲まれたバニーガール・九段会館―キーマカレーサンド
長屋門の邸宅で京菓匠の品・葛飾区山本亭―つばらつばら
有形文化財の地下実験室風食堂・東京大学・銀杏・メトロ食堂―やわらかチキンカツ
フランク・ロイド・ライトの妙技・自由学園明日館―瓶ビールとグリッシーニ
「口上」と「時雨西行」の合間に・歌舞伎座―数限定幕乃内
喧騒から隔絶したモダニズムの邸宅・原美術館―骨付き小羊のソテー
忘れられた異端の建築家・ライオン銀座七丁目店―焼きたてローストビーフ
開かれたアール・デコの館・学士会館―イチゴとラズベリーを添えたクレームブリュレ
ジャコビアン様式に凍える・旧岩崎邸庭園―白玉ぜんざい
文化勲章受章画家の部屋・目黒雅叙園「旬遊紀」南風の間―特性窯焼き北京ダック
李王家東京邸の物語・赤坂プリンスホテル旧館「仏蘭西料理 トリアノン」―緑のベールを着飾った仔羊のロースト
シャトー風邸宅の思い出・ロアラブッシュ―二台のワゴンデザート
著者等紹介
稲葉なおと[イナバナオト]
1983年東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。1995年マリオット・インターナショナル・ゴールデン・サークル・アワード受賞。1998年短編旅行記集『まだ見ぬホテルへ』(日本経済新聞社)を刊行し紀行作家としてデビュー。2001年長編旅行記『遠い宮殿―幻のホテルへ』(新潮社)で第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。2006年資生堂ギャラリー及びハウスオブシセイドウにて初の写真展『ザ・ホテル』開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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