内容説明
『福祉カウンセリング』の臨床編。「カウンセリングでいわれているような傾聴や受容ではうまくいかないケースに対してどう対応すればよいか？」と言った福祉現場における心理臨床家の実践上のニーズや「臨床心理学的な知見をソーシャルワークにどうつなげていけば良いか？」と言ったソーシャル・ワーカーからのニーズに応えるべく、より臨床的・専門的かつ包括的アプローチに役立つ技術や知見を、事例を交えて紹介している。
目次
第１章 ソーシャルワークと臨床心理学
第２章 不適応の基本的な視点と援助
第３章 面接の基本的な視点
第４章 抑うつと認知療法
第５章 解決志向アプローチと障害受容への適用
第６章 発達の病理～発達障害とは
第７章 発達障害児・者に対する臨床心理アセスメントとそれに基づく支援
第８章 身体障害者施設における心理職の守備範囲と役割
第９章 臨床心理学的アプローチと神経心理学的アプローチ
第１０章 多文化共生社会とは―マイノリティの視点から
第１１章 多文化共生社会に向けた臨床心理学的支援の取り組みと課題―米国と日本の例
