出版社内容情報
貧困や非正規効用の解消、仕事の創出、職員がまちへ出かけて市民ニーズを探る…日本の参考になるソウル市の政策を初めて詳しく紹介韓国ソウル市では、市民運動出身の朴元淳市長のリーダーシップと市民の参画で、自治体改革が進んでいる。貧困を解消するために働きがいのある仕事を創り出し、非正規効用をなくし、職員がまちへ出かけて弱い立場の市民のニーズを探る。日本にとって大いに参考となる政策を初めて詳しく紹介し、どうすれば日本でも可能になるかを考察。地方自治、民主主義、韓国社会に関心がある人たちの必読書。
第1章 ソウル市の市民民主主義革命 白石孝
第2章 キャンドル市民革命が変えたことと、これから変えるべきこと 朴元淳(解説:白石孝)
第3章 まちを市民のものにする――人間中心の交通と出かける福祉 白石孝
第4章 市民の人権を守るソウル市の労働政策 上林陽治
第5章 貧困解消へのチャレンジ――住宅福祉と雇用づくり 白石孝
第6章 私の政治哲学――革新と協同統治 朴元淳
第7章 韓国の社会運動に学ぶ 白石孝
第8章 リベラルにソーシャルの視点を――貧困と格差を是正するために 大内裕和・白石孝
白石 孝[シライシ タカシ]
著・文・その他/編集
朴 元淳[]
著・文・その他
上林 陽治[]
著・文・その他
大内 裕和[]
著・文・その他
目次
第1章 ソウル市の市民民主主義革命
第2章 キャンドル市民革命が変えたこと、これから変えるべきこと
第3章 まちを市民のものにする―人間中心の交通と「出かける福祉」
第4章 市民の人権を守る労働政策
第5章 貧困解消へのチャレンジ―住宅福祉と住民参画の地域づくり
第6章 私の政治哲学―革新と協同統治
第7章 韓国の市民社会運動に学ぶ
第8章 “対談”リベラルにソーシャルの視点を―貧困と格差を是正するために
著者等紹介
白石孝[シライシタカシ]
1950年生まれ、NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長、NPO法人日本ラオス子どもの未来理事長、荒川区職員労働組合顧問(前書記長)。1974年に荒川区に入区し、2000年~11年3月まで職員団体書記長をつとめるとともに、自治のあり方、国民総背番号制、多文化共生など幅広く活動してきた。2009年4月には自治労や自治労連などに所属する労働組合と連携して「なくそう!官製ワーキングプア~反貧困集会」を開催(以後、毎年開催)。あわせて、1990年代から韓国の非正規労働に関する調査と交流を進め、2012年以降はソウル市政の調査・研究、日本への紹介を精力的に行っている
朴元淳[パクウォンスン]
1956年生まれ。弁護士、社会運動家を経て、ソウル特別市長(2011年10月27日就任、現在2期目)。1975年にソウル大学へ入学するが、朴正煕政権への反対運動で拘束され、除籍。1985年、檀国大学校卒業。参与連帯や希望製作所を設立し、2006年にマグサイサイ賞を受賞。2012年2月、民主統合党(現・共に民主党)に入党した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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