旅とオーガニックと幸せと―ＷＷＯＯＦ農家とウーファーたち

星野 紀代子【著】

コモンズ（2016/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 225p／高さ 19cm
• 商品コード 9784861871368
• NDC分類 615
• Cコード C0036

出版社内容情報

旅人が農作業を手伝い、農家が宿泊と食事を提供するＷＷＯＯＦ。金銭は介在しない。アンケートでは彼らの幸せ度が高い。その秘密と…ＷＷＯＯＦは旅人と有機農家をつなぐ仕組み。

旅人は農作業を手伝い、農家は宿泊と食事を提供する。

お金のやりとりはない。

彼らは、みんな幸せそうに生きている。なぜだろう？

その答えは、本書にある。

動いてみたら、何かが変わるかもしれない

はじめに



第１章　旅の可能性

一、旅する意味

二、日本は生きやすい国なのか



第２章　ＷＷＯＯＦ（ウーフ）

一、ＷＷＯＯＦってなに？

二、ウーファーはどんな人たち？

三、ホストは何者？



第３章　幸せを考えてみる

一、幸せってなんだろう

二、幸せなホスト

三、ホストが幸せを感じる理由



第４章　農の世界

一、農業という職業

二、有機農業と有機農的生き方

三、二項対立？



第５章　旅をするように生きる

一、ホストの幸せの秘密

二、心に旅



おわりに

星野 紀代子［ホシノ キヨコ］
1963年生まれ。北海道十勝出身。
北海道大学公共政策大学院修了。
ＷＷＯＯＦジャパンLLP共同代表。
共著『泥だらけのスローライフ』（実業之日本社、2003年）。

内容説明

ＷＷＯＯＦ農家の幸せ度は日本人平均より大幅に高い。それは、なぜ？有機農業だから？旅人との出会いがあるから？それとも、お金のやりとりがないから？動いてみたら何かが変わるかもしれない。

目次

第１章　旅の可能性（旅する意味；日本は生きやすい国なのか）
第２章　ＷＷＯＯＦ、ウーファー、ホスト（ＷＷＯＯＦってなに？；ウーファーはどんな人たち？；ホストは何者？）
第３章　幸せを考えてみる（幸せってなんだろう；幸せなホスト；ホストが幸せを感じる理由）
第４章　農の世界（農業という職業；有機農業と有機農的生き方；二項対立を超えて）
第５章　旅をするように生きる（ホストの幸せの秘密；人生に旅を）

著者等紹介

星野紀代子［ホシノキヨコ］
１９６３年、北海道・十勝生まれ。北海道大学公共政策大学院修了。銀行勤務後、数年間の旅に出る。１９９４年にＷＷＯＯＦジャパンを設立し、現在ＷＷＯＯＦジャパンＬＬＰ共同代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あやの]

大学でエネルギー問題やグローバル化、持続可能性について学ぶうちに、現代社会とは異なった価値観で生きているオーガニックな暮らしや有機農業、田舎暮らしなどに興味が湧いてきました。この本では、WWOOFという旅人が農作業を手伝う代わりに、食事と住居を提供してもらう仕組みを紹介し、「幸せってなんだろう」ということが書かれています。まさに私が最近考えていた、現代社会とは異なった物質によらない価値観や幸せについて言及されており、ますますWWOOFへの興味が湧きました！ぜひ在学中に体験したいと思います。

2018/04/05

[yuma]

開かれた農の一端を担っていくであろう、WWOOFについて。

2016/08/22

[まさぽん]

WWoofに興味があって読んでみた。現代人が忘れかけている「幸せ」の正体が、難しい用語抜きに分かりやすいデータで示されている。旅と農業と人との出会いを重視してこれからの人生を送るのも良いなと感じた。

2022/08/15

[peerin]

いわき夏井ファームでウーファーさんとお会いして。〈満足で幸せ〉〈満足だけど幸せではない〉〈満足ではないが幸せ〉〈満足ではなく幸せでもない〉〈幸せだけど満足ではない〉〈幸せではないが満足〉旅と旅行、有機農業と慣行農業を対比し38の図表を使って幸せを考える。平易な言葉で説明くださる著者のおかげでゆっくり考えを巡らすことができた。夏井ファームのウーファーさんに「年金とか納税とかその間どうするの？」と先ず聞いちゃったあたり、私は固いな、蛸壺の中だなと反省。

2017/05/27

[矢内綾乃]

WWOF(ウーファー)というで、オーガニックを学びながら旅や幸せとは何か。 と考えられる本でした。WWOFおもしろそうですね！