出版社内容情報
自ら植物を育て、家畜を飼い、加工・調理し、エネルギーの一部もまかなう自産自消と地域経済の再生が、持続可能な暮らしを保証する
3.11で、食料もエネルギーも自給できない都市の脆さが露わになった。
石油生産はまもなくピークを迎える。石油依存の食料生産と長距離輸送が
行き詰まれば、食料の6割を海外に頼っている日本は食料危機が避けられない。
唯一の解決策は、“自産自消”=市民自らが食べものを有機栽培で
生産・消費し、エネルギーも自分の手でまかなうことだ。
自ら実践する著者が持続可能な生き方を提案する。
第?T部 ピークオイルと食料危機がやってくる
最後の石油ショック
地球規模の気候変動
最大の難題=食料危機
第?U部 21世紀の持続可能な生き方
有機農業の原理
米・麦・大豆・いも類の自給
家畜の飼い方
地域資源の活用
エネルギーの自給
農地・里山の再生
地域で自然に寄り添って生きる
【著者紹介】
長谷川 浩
・1960年生まれ、福島県在住
・農学博士(専門は有機農業学)
・福島県有機農業ネットワーク理事
・日本有機農業学会副会長
・共著書=『放射能に克つ農の営み』 (コモンズ、2011年)
目次
プロローグ 自産自消と地域自給
第1部 ピークオイルと食料危機がやってくる(石油文明の世紀;第一の難題―最後の石油ショック;第二の難題―地球規模の気候変動(不可逆的事態の発生)
第三の難題―日本の最大の課題は食料自給)
第2部 21世紀の持続可能な生き方(人を幸福で健康にし、社会を持続的にするための理念;有機農業の原理―健康な土、健康な作物、健康な家畜;米麦、ダイズ、いも類、雑穀、木の実の自給;家畜を飼う ほか)
エピローグ 異常な時代から当たり前の姿へ
著者等紹介
長谷川浩[ハセガワヒロシ]
1960年岐阜県生まれ。2012年会津(福島県)の山里で自産自消の生活を開始。現在、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター連携研究員、NPO法人福島県有機農業ネットワーク理事、NPO法人CRMS市民放射能測定所福島副理事長、日本有機農業学会副会長、有機農業技術会議理事。農学博士(専門:有機農業学)。2013年4月から、私塾「早稲谷大学」を開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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