内容説明
“ジェンダー”と女性の“病”が交差するトポスでいま、何がおこっているのか?理論と実践、大学と現場、個人と社会はどう関わるかを真摯に問いかける気鋭の論集。行政・NPO・研究に携わる9人の報告。
目次
序章 女性のメンタルヘルス研究のなりたち(本研究を始めるにあたって;本研究の目的 ほか)
第1章 女性のメンタルヘルスとフェミニストカウンセリング(女性という存在とメンタルヘルスの歴史;日本における女性のための相談業務の沿革と意義―フェミニストカウンセリング導入以前の女性関連施設における相談事業 ほか)
第2章 女性のための相談業務のいま(調査の方法;相談員のプロフィールと専門性 ほか)
第3章 未来への提言(非医療機関における援助についての提言;地域の社会資源としての女性センター ほか)
資料編
著者等紹介
河野貴代美[カワノキヨミ]
現職等は女性のメンタルヘルス研究プロジェクト代表。お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授(05.3.31まで)、同大学開発途上国女子教育協力センター客員教授(05.4.1から)フェミニズムと臨床心理をドッキングしたフェミニストカウンセリングを日本に持ち込み、その理論と実践の第一人者として活躍。専門はフェミニストカウンセリング、ジェンダー論
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