内容説明
地球の裏側ペルーの地方都市ビジャ・エルサルバドルの人びとはいかにして貧困と向き合い、支えあって笑顔で暮らしていけるのか?現地に多くの友人を持ち、“ビジャ・エルサルバドルの事情通”を自認する筆者渾身の現地取材記。
目次
第1章 自主管理都市共同体ビジャ・エルサルバドル―代替的社会主義論のためのフィールド・ノート(予備的省察)
第2章 ビジャ・エルサルバドルにおける社会主義と工業団地―自主管理社会主義から住民コミューンへ
第2章(補遺) ペルーのビジャ・エルサルバドル工業団地とミクロ工業化―内発的・自力依存的開発戦略の一事例
第3章 ビジャ・エルサルバドル精神衛生共同体センター―周辺社会における貧困と精神衛生
第4章 ビジャ・エルサルバドル地方政府―自主管理社会主義から参加的民主主義へ
第5章 ビジャ・エルサルバドルにおける女性組織と教会―貧困と闘う救世主の町
第6章 ビジャ・エルサルバドルのある拡大家族―貧困の経済学試論
終章 ラテンアメリカ周辺部とグローバリゼーション
著者等紹介
原田金一郎[ハラダキンイチロウ]
1947年青森県にて生まれる。1972年神戸大学経営学部卒業。1978年神戸大学大学院経済研究科修了。大阪経済法科大学専任講師。1999年同大経済学部教授。専門、ラテンアメリカ経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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