内容説明
本研究は、学校経営の中心であるカリキュラムを如何に開発して経営をしていくのか、そのカリキュラムの開発・経営がどのような学校改善効果を持ち、生徒にどのような学習効果をもたらすのかを命題に、教育経営学と教育方法学が相互補完的に重なる「融合的」な領域を研究対象とする。
目次
序章 研究の課題設定と方法
第1章 アメリカにおけるカリキュラムマネジメント論の構造(アメリカのカリキュラムマネジメント論の先行研究;カリキュラムマネジメントの理論的構成 ほか)
第2章 サービス・ラーニングのカリキュラム開発論(SLの定義―概念規定とその理論的背景;社会的・制度的文脈からみるSLの発展―SLの歴史的背景 ほか)
第3章 SLおけるカリキュラムマネジメントの構成論―カリキュラムの内容方法論的側面と経営論的側面から(SLにおけるカリキュラムマネジメントの構成要因―SLカリキュラムにおける「統合性」と「協働性」;学習過程論からみるSLカリキュラムの過程論―ワシントン州6steps論の事例検討 ほか)
第4章 SLカリキュラムマネジメントの実証的分析(調査の理論的枠組;SLカリキュラムマネジメントの経営的側面―CA・学校の「外部的協働性」と「内部的協働性」 ほか)
著者等紹介
倉本哲男[クラモトテツオ]
1963年生まれ。1989年熊本大学大学院修士課程在籍中University of Washington留学。2006年九州大学大学院博士課程修了・教育学博士。現在、佐賀大学文化教育学部准教授(長崎大学兼任教員)。佐賀大学代用附属(佐賀市立)本庄小学校・主事。所属学会:「日本教育経営学会」「日本教育方法学会」「日本カリキュラム学会」「アメリカ教育学会」「Association for Supervision and Curriculum Development」等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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