内容説明
本書は専門職者とセルフヘルパーの間により効果的な関係を育てるための枠組みを提供する。
目次
第1部 エンパワメント実践のための理論、モデル、方法(エンパワメントの構成要素;エンパワメントの枠組み)
第2部 エンパワメントの実践(セルフエンパワメント;個人に対するエンパワメント;エンパワメントグループとは;エンパワメントグループとともに、またその中で働く;地域や組織のエンパワメント;エンパワメント志向評価)
第3部 ソーシャルワークにとっての課題(実践者とサービス利用者:エンパワメント関係とは;エンパワメント志向のソーシャルワーク)
著者等紹介
杉本敏夫[スギモトトシオ]
1949年生まれ。同志社大学大学院修士課程修了。社会福祉の現場、PL学園女子短期大学、岡山県立大学を経て、関西福祉科学大学教授
齊藤千鶴[サイトウチズル]
関西学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程修了。関西福祉科学大学社会福祉学部社会福祉学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
26
読むのに苦労しました。なかなか頭に入ってこなくて。エンパワメントがソーシャルワークにとってどのような意味があるのか、理論や事例を通して考える内容です。セルフヘルプとエンパワメントの関連に多くの議論が割かれていました。クライエントが主体的に自らの人生を生きていくためにワーカーと相互にエンパワメントしていく視点を持つことは、ソーシャルワークにとって重要な視点だと思います。しかし、自助や相互扶助と結びつくことで、社会福祉の公的責任を免罪しかねない危険性もあるのかなと思いました。そこが本著では読み込めませんでした2017/05/02