内容説明
本書は、生物工学や農芸化学などの応用生物科学分野、あるいは、生化学、酵素化学や食品工学などの実験科学領域の学問を専攻する大学生が『有用微生物、酵素、遺伝子』を、初めて取り扱うための「学生実験のてびき書」として書いたものである。理系の化学実験に関する内容の充実した実験書は数多く出版されているが、本書は上述の学問領域を専攻する学生が、限られた時間内で、自主的に実験を行うことができるように実際的、指針的要領となるよう意図し、実験内容を厳選して作成した。
目次
「基礎実験」(『培養と発酵生産』;『バイオリアクターと生物変換』)
「応用実験」(『電気泳動法による解析』;『分光光学的方法と、機器分析法による解析』)
著者等紹介
中島伸佳[ナカジマノブヨシ]
昭和32年11月27日、奈良県生まれ。専門分野は応用微生物学、酵素機能科学(酵素資源科学)、生物工学(バイオテクノロジー)など。昭和61年3月京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程修了(農学博士)。昭和62年4月より岡山県立短期大学食物科、並びに、岡山県立大学保健福祉学部栄養学科専任講師。平成元年9月より平成2年3月まで文部省在外研究員として、西ドイツ、国立バイオテクノロジー研究所へ海外出張(留学)。平成6年3月より平成7年1月まで客員助教授として、米国、コロラド州立大学生化学及び分子生物学科へ海外出張(留学)。平成7年4月より倉敷芸術科学大学産業科学技術学部機能物質化学科非常勤講師
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