内容説明
日本古典文学の画期的な研究成果。日本の王朝物語に見られる異界譚について、『竹取物語』『うつほ物語』『源氏物語』『浜松中納言物語』『松浦宮物語』を分析し、原文に独特な見解や斬新な観点を提出。
目次
序章
第1章 『竹取物語』に見られる異界譚
第2章 『うつほ物語』に見られる異界譚
第3章 『源氏物語』の明石の君物語と異界
第4章 異界譚の視座から見られる『浜松中納言物語』の河陽県の后
第5章 『松浦宮物語』の母后及び華陽公主の異界譚
終章
著者等紹介
張永維[チョウエイイ]
1993年生まれ、中国ハルビン市出身。中国吉林大学外国語学部日本語学科卒業、南開大学大学院日本言語文学研究科日本古典文学専攻修士課程修了、一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了、博士(学術)学位取得。一橋大学特別研究員を経て現在上海外国語大学区域国別研究院に勤務中。専門は日本古典文学、和漢比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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