内容説明
小説、映画、漫画、詩歌etc…中国大陸、香港地区、台湾地区における日本を題材にした中国近現代文学について体系的に比較研究を行った初の研究書。渡日中国人見た日本像についても力を入れて研究。気鋭の女性文学研究者が豊富な資料を基に、中国人が奥底に持つ日本像の全貌をあぶり出すと同時に、中国人にとっての「日本」を鏡として映し出された中国人の意識に切り込んだ今までにない意欲作。
目次
序論 中国文化における日中関係と日本イメージ
第1章 イデオロギーにおける日本
第2章 新時代の中国文化から見た日本
第3章 大衆メディアにおける日本
第4章 五十年に及ぶ台湾地区支配の痕跡
第5章 比較研究の視点から見た日本
第6章 日本の戦争文学
著者等紹介
劉舸[リュウカ]
北京師範大学文学博士。湖南大学教授
福田櫻[フクダサクラ]
1988年生まれ。上智大学総合人間科学部心理学科卒業。大連理工大学への語学留学後、半導体関連の中日翻訳に携わる。日中翻訳学院にて翻訳を学ぶ
加藤美智留[カトウミチル]
1978年生まれ。大学在学中に上海大学に留学。2017年に通訳案内士資格取得、同年より技術翻訳に携わる。日中翻訳学院にて翻訳を学ぶ
浜咲みちる[ハマサキミチル]
1954年生まれ。佐賀大学教育学部英語科卒業。中国で5年間、日本語教師として教鞭を執る。現在、日中翻訳学院で翻訳を学習中。著書『若草色のニイハオ』(近代文芸社刊)は全国学校図書館協議会選定図書に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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