内容説明
アメリカに並ぶ超大国に向けて発展を続ける中国。先の党大会では2035年に「社会主義現代化」を基本的に実現し、2050年に「社会主義現代化強国」を完成させるという新たな目標が示された。では、中国が目指す社会主義現代化とは、現代化強国とは具体的に何を意味するのか?本書は中国の習近平政権ブレーンの第一人者である胡鞍鋼清華大学教授ら研究チームが豊富なデータを分析し「社会主義現代化強国」への発展の歩みを大胆に予測。中国の建国100年の翌2050年までの壮大かつ詳細なロードマップを明らかにした第一級の論考となる。待望の初邦訳版!
目次
第1章 中国の社会主義現代化の道
第2章 人民中心の全面的現代化
第3章 中国の新時代への突入―新たな特徴、新たな矛盾
第4章 二〇五〇年の中国―戦略的目標と「二段階」
第5章 現代化の全体的布石
第6章 中国の現代化の世界に対する影響と貢献
第7章 結語―中国共産党の偉大な使命
著者等紹介
胡鞍鋼[コアンコウ]
1953年生まれ。清華大学公共管理学院教授、同大学国情研究院院長。中国共産党第18回党大会代表。国家「第11次五カ年計画」「第12次五カ年計画」「第13次五カ年計画」専門家委員会委員、中国経済50人フォーラムメンバー。自身が主導し創設した清華大学国情研究院は、国内一流の国家政策決定シンクタンクである。学院科学技術進歩賞一等賞(2回受賞)、第9回孫冶方経済科学論文賞、復旦管理学傑出貢献賞などを受賞
〓一龍[エンイチリュウ]
清華大学国情研究院副院長、副研究員、公共管理学院副教授
唐嘯[トウショウ]
清華大学国情研究院研究員、公共管理学院准教授
劉生龍[リュウセイリュウ]
清華大学国情研究院副研究員、公共管理学院副教授
段景子[ダンケイコ]
1989年北京から来日。1996年より日本僑報社創立に参加。テンプル大学日本キャンパス、日本女子大学の教員などを経て、2004年より日本僑報社取締役。2008年より日中翻訳学院事務局長。2012年に日中著作権代理センターを設立するなど、日中両国の出版界交流の促進に尽力する。高知県立大学大学院にて博士(社会福祉学)学位を取得。立教大学共生社会研究センター研究員、中国・開澤弁護士事務所日中著作権センター高級顧問、豊島区多文化共生推進基本方針策定検討委員会委員などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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