内容説明
中国共産党の創立前後に、新聞事業を通して新しい思想を広めた人々を紹介。陳独秀を始め、マルクス主義を中国に初めて紹介した李大〓(しょう)、女性運動の先駆者向警予など27人の新中国に貢献した記者たちの生涯や業績などを掲載している。中国の新聞事業史における重要な一冊である。
目次
新文化運動の総司令 陳独秀(ちん・どくしゅう一八七九‐一九四二)
“鉄肩辣手” 邵飄萍(しょう・ひょうへい一八八六‐一九二六)
マルクス主義を伝えた先駆者 李大〓(り・たいしょう一八八九‐一九二七)
筆も立つ、能弁な真の男子 蕭楚女(しょう・そじょ一八九一‐一九二七)
新聞を創刊した哲学者 潘梓年(はん・しねん一八九三‐一九七二)
中国青年の模範 〓代英(うん・だいえい一八九五‐一九三一)
建党初期の宣伝家 蔡和森(さい・わしん一八九五‐一九三一)
女性解放運動の先駆者 向警予(こう・けいよ一八九五‐一九二八)
読者を愛し、人民に奉仕する 鄒韜奮(すう・とうふん一八九五‐一九四四)
共産党の新聞出版社 胡愈之(こ・ゆし一八九六‐一九八六)〔ほか〕
著者等紹介
柳斌傑[リュウヒンケツ]
1948年生まれ。中国社会科学院研究生院哲学系卒。清華大学新聞与伝播学院院長、中華人民共和国国家新聞出版広電総局新聞出版総署署長、国家版権局局長、中国共産党第17回中央委員会委員
李東東[リトウトウ]
1951年生まれ。中国社会科学院大学院新聞系卒。中国作家協会会員。中国新聞文化促進会第6回理事会理事長、全国政治協商会議委員
河村知子[カワムラトモコ]
1962年生まれ。国際基督教大学卒。香港中文大学留学。通訳案内士(中国語)。仕事の傍ら、中国語の学習を続け、2008年に日本僑報社が開設した翻訳学院に第1期から参加、著名な翻訳家武吉次朗教授の指導を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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