日中文化DNA解読―心理文化の深層構造の視点から

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861852251
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

内容説明

中国人と日本人の違いとは何なのか?本書では経済や政治など時代によって移り変わる表層ではなく普段は気づくことのない文化の根本部分、すなわち文化のDNAに着目しそれを解読する。政治や経済から距離をおいて両国を眺めてみれば、連綿と連なる文化のDNAが現代社会の中で様々な行為や現象に影響をあたえていることが分かる。文化学者としての客観的な視点と豊富な知識から日本人と中国人の文化を解説した本書は中国、台湾でロングセラーとなり多くの人に読まれている。昨今の皮相な日本論、中国論とは一線を画す名著。

目次

序章(目的;民族性・民族の行動様式と深層構造の研究;比較の方法;守るべき二つの原理;材料と本書の分析論理)
第1章 「家」における中国人と日本人(居住様式―「四合院」と「タタミ」;家族制度;育児方式の比較研究)
第2章 「族」中の中国人と日本人(族人集団の構造特徴;族人集団の変化;族人集団及び個人の心理と行動様式)
第3章 非親族集団における中国人と日本人(日本の家元制度とその特徴;家元制度が生み出す社会と文化心理的基礎;中国人・日本人が非親族集団を作る上での原理;親族集団・家元組織及び日本一の一般的な社会集団の特徴;ケーススタディー“CS会”とオウム真理教)
第4章 社会の近代化―人と集団の関係の考察(家元組織と日本社会の近代化;日本社会の近代化モデルの特色とわが国への示唆)

著者等紹介

尚会鵬[ショウカイホウ]
北京大学国際関係学院教授、1953年12月河南省開封県生まれ。1978年上海外国語学院卒業。1981年北京大学研究生院卒業、歴史修士学位取得。主に、日本とインドの社会文化、心理文化学、比較文化、及び文化と国際関係の研究に従事する

谷中信一[ヤナカシンイチ]
日本女子大学教授、1948年東京生まれ。1972年早稲田大学法学部卒業後、同文学部東洋哲学専攻、同大学院修士課程、同博士課程後期修了。博士(文学)学位取得。主に、古代中国思想史の研究に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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