内容説明
繊維・アパレル産業は、戦後の東アジアの工業化にどんな影響を与えたか。世界経済の軸が欧米から東アジアに移行しつつある今、それはどんな役割を担うのか。実証的アプローチを踏まえ、日本とNIEs、中国との技術・市場の関連性を詳しく分析。繊維・アパレル産業の東アジアへの経済的インパクトを解明し、今後を占う。
目次
戦後日本のアパレル産業の構造分析
日本アパレル上位企業の支配
韓国と台湾のアパレル産業
香港のアパレル産業
中国アパレル産業の周辺的展開
中国アパレル産業における技術移転
中国アパレル産業における企業集団化
中国アパレル産業集積の高度化分析
中国アパレル産業の競争力
日本のミシン企業の中国における事業展開
日本におけるミシン産業とアパレル産業の関連性
日本ミシン企業の国際競争力の形成
総括
著者等紹介
康上賢淑[コウジョウシオン]
延辺大学文学学士、京都大学経済学修士、名古屋大学経済学博士を取得し、現在は鹿児島国際大学経済学研究科の教授。京都大学東アジア経済研究センター客員研究員、東レ経営研究所客員研究員、鹿児島県日中友好協会顧問、日本華僑華人婦人連合会理事などを兼任している。2016年6月よりグローバル地域研究会を創設し、代表となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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