現代中国カルチャーマップ―百花繚乱の新時代

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861852015
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

内容説明

急激な社会の変化にともない、中国では時代を表す様々な言葉が生まれては消えていった。士大夫・文人の伝統、毛沢東を再評価する復古運動、テレサ・テン、夭折の天才詩人・海子、破滅的詩人・顧城、発禁の書『廃都』、ノマドカルチャー、中国映画、ネット小説、韓流ブームなど…、具体的な事例を豊富に盛込み、20世紀後半以降の現代中国の文化現象に焦点をあてる。伝統文化と大衆文化・最先端文化が衝突するなかでの、人々の変りゆく価値観、また新たな理想について論じ中国社会の変化と本質を読者に提示する。

目次

序論 引き裂かれた精神と浮かれ騒ぐ神々と化した人々
第1章 次第に不明瞭になる「文化地図」
第2章 国家意志と主流文化資源
第3章 90年代の風潮とその先導者
第4章 スワンソングと東洋のユートピア
第5章 「千のプラトー」の仮想世界
第6章 グローバル化/アジアの青年の抵抗とお祭り騒ぎ

著者等紹介

孟繁華[モウハンカ]
山東省鄒城市出身、北京大学で博士号(文学)を取得。瀋陽師範大学で特別教授、中国社会科学院及び吉林大学博士課程で指導教官、遼寧省作家協会副主席、中国当代文学研究会副会長などを務める。中国文学界最高の栄誉とされる魯迅文学賞をはじめ、華語文学メディア大賞、中国文学芸術界連合会優秀文学理論評論賞、中国社会科学院優秀研究成果賞など受賞

脇屋克仁[ワキヤカツヒト]
1970年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部在学中、片山智行先生や大内田三郎先生などの影響を受け、中国語および中国文学を学ぶ。2011年に日中翻訳学院で主催する武吉塾の存在を知り、第8期から受講。以降14期まで通算7期修了

松井仁子[マツイヨシコ]
中国の現代アート・文学に関心があり、北京に1年間、語学留学し、現地で中国語を学ぶ。帰国後、中国語通訳者・翻訳者養成スクールにて訓練を受けつつ、映画祭の字幕翻訳に参加するなど実地経験を積む。2012年から2014年まで、日中翻訳学院「武吉塾」で武吉次郎先生に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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