内容説明
明治以後、近代の歌舞伎劇評の成り立ちをたどり、おもだった劇評家十数氏の個性とその歌舞伎観を論じた好著。若き日の情熱が生き続ける、待望久しい増補版。
目次
1 劇評論(歌舞伎を支えるものとしての劇評;今日における歌舞伎劇評;劇評に関する覚え書 ほか)
2 劇評家論(饗庭篁村論;三木竹二論;杉贋阿弥論 ほか)
3 補遺(今日における歌舞伎劇評―『かりの翅』を中心に;書評・戸板康二著『歌舞伎の話』;書評・郡司正勝著『歌舞伎入門』 ほか)
著者等紹介
権藤芳一[ゴンドウヨシカズ]
昭和5年(1930)京都に生まれる。同志社大学文学部卒業。武智鉄二に師事し、雑誌『演劇評論』の編集、前衛・実験劇の演出助手を務めた後、同33年より京都観世会館に事務局長として30年勤務。のち平成元年より大阪学院大学国際学部で日本古典芸能を講ず。同13年3月退職。現在フリー、演劇評論に幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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