出版社内容情報
世界最先端の専門家62人が語る、その実態と発生メカニズム
なぜ“新型コロナ”が出現したのか? さらに今後、“新たなウィルス”が人類を襲うのか?
欧州で話題集中!
パンデミックの起源は、森林と生物多様性の破壊だった!
世界は、鳥インフル、エボラ出血熱、SARS、MERSなど、新たなウイルス感染症に襲われ続け、ついに新型コロナのパンデミックが発生した。世界の多くの研究者は、自然環境と生物多様性の破壊こそが、新型ウィルスを出現させていると指摘している。
しかしなぜ、コウモリやネズミの小さな群れに潜んでいたウィルスが、ある時、突然、数カ月で全世界に広がるのか? 本書は、世界の最先端で研究を進める専門家(感染症学、ウィルス学、進化生物学、保全生物学、さまざまな生態学など)62名へのインタヴューを行ない、その実態と発生メカニズムを明らかにしたものである。
パンデミックへの真の対策は、ウィルスのゲノム解析やワクチン開発競争、生物安全保障ではない。生物多様性や生態系の保全であり、これを世界が協力して推進しないかぎり、今後、さらに破局的な新型ウィルスが、世界を襲う可能性があることを警告する。
内容説明
パンデミックの起源は、森林と生物多様性の破壊だった!世界は、鳥インフル、エボラ出血熱、SARS、MERSなど、新たなウイルス感染症に襲われ続け、ついに新型コロナのパンデミックが発生した。世界の多くの研究者は、自然環境と生物多様性の破壊こそが、新型ウイルスを出現させていると指摘している。しかしなぜ、コウモリやネズミの小さな群れに潜んでいたウイルスが、ある時、突然、数カ月で全世界に広がるのか?本書は、世界の最先端で研究を進める専門家(感染症学、ウイルス学、進化生物学、保全生物学、さまざまな生態学など)62名へのインタヴューを行ない、その実態と発生メカニズムを明らかにしたものである。パンデミックへの真の対策は、ウイルスのゲノム解析やワクチン開発競争、生物安全保障ではない。生物多様性や生態系の保全であり、これを世界が協力して推進しないかぎり、今後、さらに破局的な新型ウイルスが、世界を襲う可能性があることを警告する。
目次
はじめに 本書は、世界の六二人の専門研究者によって生まれた
第1章 次々と世界を襲う“現代のペスト”
第2章 人間の活動が“新型ウイルス”を出現させている
第3章 生物多様性と“新型ウイルス”の関係
第4章 生物多様性は、どのように健康を守るのか?―“希釈効果”
第5章 免疫システムと“生物多様性仮説”
第6章 “ワンヘルス”と“プラネタリー・ヘルス”―“地球生態学”に向けて
第7章 人類の安寧と生態系の健康―先住民が道標となる
おわりに すでに新たなパンデミックが迫っている
新版への補章 ますます深まる新型コロナの謎―自然起源か流出か?
著者等紹介
ロバン,マリー=モニク[ロバン,マリーモニク] [Robin,Marie‐Monique]
フランス人のジャーナリスト、ドキュメンタリー映像作家。1960年、フランスのポワトゥー=シャラント地方の農家に生まれる。「ARTE」(欧州9カ国で放映するTV局)の看板ジャーナリストでもあり、世界を股にかけて活躍する。鋭く社会や政治の矛盾や暗部に切り込む作品は、常に世界で話題を集め、これまで20を超える賞を獲得している。主な作品としては、1995年、臓器売買をテーマにした『Voleurs d’yeux(眼球の泥棒たち)』で、「アルベール・ロンドゥル賞」受賞。2003年、アルジェリア戦争でのフランス軍による拷問や虐殺を扱った『Escadrons de la mort、l’´ecole fran〓aise(テロリズム実行部隊:フランスの養成機関)』では、フランス上院議会から「年間最優秀政治ドキュメンタリー賞」を、「FIGRA(社会ニュースレポート&ドキュメンタリー国際映画祭)」で「優秀研究賞」ほかを受賞。また、2008年、『モンサントの不自然な食べもの』(邦題)は世界42カ国で公開され、「レイチェル・カーソン賞(ノルウェー)」「環境メディア賞(ドイツ)」などに輝き、日本でも全国公開され(アップリンク配給)、DVDも販売されている(ビデオメーカー社発売)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akim