出版社内容情報
サンフランシスコ講和条約が発効した直後の一九五二年五月一日、皇居前広場には政府に抗議する多くの労働者や学生が集まっていた。東大の医学生となり、セツルメント活動に関わっていた小暮悠太もその中にあった――。占領が解かれ、新時代に向けて胎動する中、小暮家の新たな歴史が紡がれていく。
『永遠の都』に続く自伝的大河小説の続編、ついに開幕。
毎日出版文化賞企画特別賞。
内容説明
サンフランシスコ講和条約が発効した直後の一九五二年五月一日、皇居前広場には政府に抗議する多くの労働者や学生が集まっていた。東大の医学生となり、セツルメント活動に関わっていた小暮悠太もその中にあった―。占領が解かれ、新時代に向けて胎動する中、小暮家の新たな歴史が紡がれていく。『永遠の都』に続く自伝的大河小説の続編、ついに開幕。毎日新聞出版文化賞企画特別賞。
著者等紹介
加賀乙彦[カガオトヒコ]
1929‐2023年。東京生まれ。小説家・精神科医。文化功労者。主な著作に『フランドルの冬』(芸術選奨文部大臣新人賞)『帰らざる夏』(谷崎潤一郎賞)『宣告』(日本文学大賞)『湿原』(大佛次郎賞)『永遠の都』(芸術選奨文部大臣賞)『雲の都』(毎日新聞出版文化賞企画特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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