ル・クレジオ、文学と書物への愛を語る

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861828959
  • NDC分類 904
  • Cコード C0098

出版社内容情報

未だ見知らぬ国々を、人の心を旅するための道具としての文学。
強きものに抗い、弱きものに寄り添うための武器としての書物。
世界の古典/現代文学に通暁し、人間の営為を凝縮した書物を
こよなく愛するノーベル文学賞作家が、その魅力を余さず語る、
愛書家必読の一冊。
【本書の内容をより深く理解するための別冊「人名小事典」附】

 書物は私たちが持っているもののなかで、なによりも素晴らしく、そしてなによりも自由なものです。「書海」、と中国語では言いますが、読者はその大海を自らの喜びのために、そして自らの教養のために航海することができます。(…)書物のおかげで、世界を認識することはひとつの冒険となるのです。
 私たちが今日生きている世界は複雑で危険に満ちていますが、同時に驚きにあふれてもいます。(…)知の冒険に身を投じ、他者を知るために、書物は最良の道具です。それは誰でも容易に手に取ることができ、電気も必要とせず、移動も収納も簡単です。ポケットに入れて持ち運ぶこともできます。書物は忠実な友人です。欺くことはありませんし、宇宙の調和などというユートピアの夢に浸らせることもありません。書物によって私たちは、他者をその美点も欠点も含めて知ることができ、異なるさまざまな文化との交流が可能になるのです。(本書より)

内容説明

未だ見知らぬ国々を、人の心を旅するための道具としての文学。強きものに抗い、弱きものに寄り添うための武器としての書物。世界の古典/現代文学に通暁し、人間の営為を凝縮した書物をこよなく愛するノーベル文学賞作家が、その魅力を余さず語る、愛書家必読の一冊。

目次

作家たちの都
書物と私たちの世界
文学の普遍性
書物―知の探索に乗り出す船
困難な時代における作家について
科学と文学の関係
現代における文学について
中国文学との出会い
文学とグローバル化
文学と人生
想像と記憶
自然、文学
文学のいま
夢見ること、冒険を探すこと
種蒔くこと

著者等紹介

ル・クレジオ,J.M.G.[ルクレジオ,J.M.G.] [Le Cl´ezio,Jean‐Marie Gustave]
1940年、南仏ニース生まれ。1963年のデビュー作『調書』でルノドー賞を受賞し、一躍時代の寵児となる。その後も話題作を次々と発表するかたわら、インディオの文化・神話研究など、文明の周縁に対する興味を深めていく。2008年、ノーベル文学賞受賞

鈴木雅生[スズキマサオ]
1971年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。パリ第四大学博士、現在、学習院大学文学部教授。専攻はフランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

71
本書の序は、翻訳学の泰斗であり編者でもある許鈞(シュジュン)によるもの。ル・クレジオとの長い交流があるからこその序文。だが、読み始めた際は、同氏を知らず読み流してしまった。そこまでの絆があるとは、後書きを読んで気付いた。慌てて読み返した次第。読まれる方は、丁寧に読まれることを薦める。2022/10/17

燃えつきた棒

39
【原題(『中国での十五の講演 私的冒険と文学的交流』)が示すように、二〇一一年から二〇一七年にかけてル・クレジオが中国でおこなった十五の講演をまとめたもの】。 非常に読みやすく、分かりやすい。遅読家の僕でもすいすい読めてしまう。ル・クレジオ文学を知るには最適な本。その反面、心に刺さるような言葉には乏しかった。/2023/02/21

踊る猫

32
実に心が広いというか、博愛主義的な読書を行う作家であることが如実に現れている。中国での講演ということもありいかに自分が西洋中心主義を脱して東洋(中国や日本など)の文学に親しんだか、そしてそこからどのようにして多くを学んだかがきわめてわかりやすい言葉で語られる。それはしかし(言わずもがなだが)、ありがちな「オリエンタリズム」に淫したものではない。そこがこの著者のバランス感覚の冴えを示しており、わかりにくく難解ともされる彼の作品世界に内包されるたしかな広がりや深みを読み解き、堪能するための一助になるのではとも2024/06/07

かもめ通信

22
「文学とは気晴らしなのでしょうか、人を魅惑するものなのでしょうか、警鐘を鳴らすものなのでしょうか。おそらくはそのすべてを同時に含むものなのです。」とル・クレジオは言う。2011年から2017年にかけて作家が、中国で行った15の講演をまとめたQuinze causeries en Chine. Aventure poétique et échanges littéraires (2019)の全訳。これはよかった。すごくよかった。2022/07/12

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