出版社内容情報
地球温暖化、食料自給、地方再生……そして、すすむグローバル化のなかで、「輸入品におされて立ち行かない」農業からどう脱するのか? 世界農業の大変革期の荒波に、日本はどう立ち向かうべきか? 地球の未来はどうなるのか? 対策を提言。
戦前から日本農業の国際化対応に貢献し、世界の農政に関わった荷見安(はすみやすし)の知られざる功績、悪戦苦闘しながらのブラジルでの開拓など、日本の農業関係者の国際的な活躍ぶりをその歴史から紹介。この教訓から、現在、もしくは予測可能な近未来にわたって、日本農業が、世界にどのように関与し、影響を与えていけるかを詳細に考察。豊富な経験と人脈をもつ国際農業のプロフェッショナルの著者だからこそが書ける「食料安全保障」。
内容説明
戦前から日本農業の国際化対応に貢献し、世界の農政に関わった荷見安の知られざる功績、悪戦苦闘しながらのブラジルでの開拓など、日本の農業関係者の国際的な活躍ぶりをその歴史から紹介。この教訓から、現在、もしくは予測可能な近未来にわたって、日本農業が、世界にどのように関与し、影響を与えていけるかを詳細に考察。豊富な経験と人脈をもつ国際農業のプロフェッショナルの著者だからこそが書ける「食料安全保障」。
目次
第1部 パラダイム大転換期の土俵づくり(両大戦間の国際経済秩序づくり―農林官僚荷見安の物語;占領統治、国際社会への復帰と日本農業)
第2部 自由化のなかでの国境を越えた農業者の協力(変化する時代のなかでの世界食料安全保障;貿易自由化は人類の幸福に貢献できるのか)
第3部 世界の農業は地球の未来にどう貢献するか(地球の視点から食と農を考える)
著者等紹介
小林寛史[コバヤシヒロフミ]
1963(昭和38)年、北海道旭川市生まれ。1987(昭和62)年、慶應義塾大学文学部卒。同年、全国農業協同組合中央会(JA全中)に入会し、2011(平成23)年に農政部長、2017(平成29)年に国際企画部長。2019(令和元)年よりIDACA(一般財団法人アジア農業協同組合振興機関)常務理事。APEC食料安全保障官民対話(PPFS)やWFOなど官民の国際機関の活動にも積極的に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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