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出版社内容情報
いまだ私たちに「哲学する」ことを唆す――。
日本思想史の大家が主要著作を読み解き、その奥底の哲理を万人にひらく必携ガイド決定版。
生誕150年。
「西田を理解するためには、すへ?ての論文を網羅的にみていくしかないのて?ある」――本書「はじめに」より
これまで九鬼周造や和辻哲郎、丸山眞男などの日本思想研究で高い評価を得てきた著者が、第一作『善の研究』から晩年の論考にいたるまで、西田のテクストのなかに潜り込み、著作の成立事情や、西洋思想からの影響関係、独特な用語の使用の変遷などを丁寧に検証して、その思想の全貌を明らかにする。西田幾多郎研究/近代日本哲学研究の必携ガイドにして、従来の西田幾多郎研究を真正面から再統合する西田哲学の決定版!
内容説明
これまで九鬼周造や和辻哲郎、丸山眞男などの日本思想研究で高い評価を得てきた著者が、第一作『善の研究』から晩年の論考にいたるまで、西田のテクストのなかに潜り込み、著作の成立事情や、西洋思想からの影響関係、独特な用語の使用の変遷などを丁寧に検証して、その思想の全貌を明らかにする。西田幾多郎研究/近代日本哲学研究の必携ガイドにして、従来の西田幾多郎研究を真正面から再統合する西田哲学の決定版!
目次
第1章 哲学の始まりとしての「純粋経験」―『善の研究』
第2章 「自覚」から「絶対自由意志」へ―『自覚に於ける直観と反省』
第3章 「無の場所」の哲学―『働くものから見るものへ』
第4章 「一般者」の重層的構造―『一般者の自覚的体系』
第5章 「裏」から「表」へ―『無の自覚的限定』
第6章 「弁証法的一般者」としての世界―『哲学の根本問題』(正・続)
第7章 歴史的世界の構造―『学論文集第一』
第8章 歴史的生命の世界―『哲学論文集第二』
第9章 「絶対矛盾的自己同一」の世界―『哲学論文集第三』
著者等紹介
田中久文[タナカキュウブン]
1952年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、日本女子大学教授。専攻は倫理学、日本思想史。著書に『九鬼周造―偶然と自然』(ぺりかん社、第1回中村元賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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