生命の“系統樹”はからみあう―ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史

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生命の“系統樹”はからみあう―ゲノムに刻まれたまったく新しい進化史

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861827969
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ダーウィンの想像以上に生命の歴史は複雑だった―地球上のすべての生命のあいだ
の類縁関係を〈樹〉として描き出そうとした科学者たちの200年にわたる試行錯誤の歴
史を、米国を代表するサイエンスライターが語る!

生命進化史の衝撃的発見!

「生命の歴史はなぜ、史実どおりに展開し、別の道には行かなかったのだろう?〔……〕本書は、この物語を伝え、推測する新たな方法と、そこから得られた意
外な洞察についての本だ。この方法の名前は、分子系統学という。〔……〕それは、深遠なる生命の歴史と、生物種どうしの縁戚関係のパターンを、生物の体
内に存在する長い分子を構成する、ユニットの配列から読みとる方法だ。〔……〕分子系統学がもたらした意外な洞察は、生命の歴史や、生物のからだの機能を
担うパーツについての、わたしたちの知識体系を根本からつくり変えた。」(本書「まえがき」より)

「生き生きとした描写がほぼすべてのページを彩る」
(『ニューヨーク・タイムズ』)

内容説明

これまで、単純に枝分かれした樹としてイメージされてきた生命の系統樹は、実は複雑にからみあう樹(The Tangled Tree)だった―。ダーウィンの進化論以来の生命観を覆した、分子系統学と、カール・ウーズ、リン・マーギュリス、渡邊力といった革命的な大発見をした研究者の人生や業績を取り上げ、生命進化のまったく新しい歴史を語る。

目次

第1部 ダーウィンの小さなスケッチ
第2部 生命の別形態
第3部 吸収・合併
第4部 ビッグ・ツリー
第5部 感染性遺伝
第6部 トピアリー
第7部 ヒトは多からなる

著者等紹介

クォメン,デイヴィッド[クォメン,デイヴィッド] [Quammen,David]
作家、ジャーナリスト。オックスフォード大学卒業。多数の小説のほか、科学や自然史に関する著作がある。過去3度アメリカ国民雑誌賞を受賞、米国文芸学会から学術文学賞、イギリスでは生物学図書協会賞を受賞している

的場知之[マトバトモユキ]
翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

82
ダーウィンの進化理論(イメージでは、〈樹〉として描かれる)が否定されたわけではないが、生命(進化)の歴史は想像以上に複雑だったと分かってきた。本書の前書きにあるように、「分子系統学がもたらした意外な洞察は、生命の歴史や、生物のからだの機能を担うパーツについての、わたしたちの知識体系を根本からつくり変えた」という。2020/10/23

俊介

20
なかなかの分厚さで、本を持つ手が疲れたが、かなり面白かった。ダーウィンの時代から現在までの、進化論や遺伝についての科学の歴史のまとめ的な一冊だ。20世紀後半になって発展した、分子生物学的な知見により、ダーウィン進化論は時に修正を迫られた。なになに?細菌のDNAと我々のDNAが合体?つまり進化は、ある日突然に…?ようこそRNAワールドへ…etc。現在はどちらかといえば、分子生物学は医療などで活躍している。それも大切だが「我々はどこから来たのか?」ということを問い続けることの大切さも痛感させられる一冊だった。2020/08/10

glaciers courtesy

12
素晴らしい!サイモン・シンの一連の著作やシッダールタ・ムカジーの「がん」を読んだ時にも同じような感動を覚えたが、サイエンスの最新状況をその歴史を振り返りながら語るのはいつも素晴らしい読書体験をもたらしてくれる。しかし、こういう趣向の本は鉄板で面白いのだけど、それはいつも翻訳モノだ。福岡伸一の本だって確かに面白いけど、重厚な読み応えのある本というよりは、科学小話なんだよね。それはまだまだサイエンスの中心が欧米で、面白いインタビューが出来る環境があまり日本のサイエンスライターにはないというのもあるのだろうな。2021/02/13

テト

9
本当にダーウィンが言っているような進化論だけで、現在の生物は成り立っているのか、もっと別のしくみを細菌のような微生物で見つけてきたカール・ウッズという研究者の生きざまは独特だけれど魅力があった。通説に負けずに反抗して追究していくことで作られたと思われる人間性もこの時代の研究者らしかった。2022/01/13

8
若きダーウィンの鮮烈な描写から始まり、著者は分子生物学者カール・ウーズを知る人々を尋ね歩く。生命の進化と起源の研究に関わった学者達の興味深い研究と人間模様がドラマチックに描かれている。複合体である生命の「個」の境界の曖昧さについて考えさせられ、一人の人間の万華鏡のような人物像に想いを馳せる形で物語が結ばれる。とてもいい本だった!夏に読みたい一冊。 2021/07/10

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