出版社内容情報
格差、宗教、ヘイト、民主主義、デモ……
今、もっとも〈使える〉思想家を徹底授業。
著者が、現在「読んだ方がいい」と考える哲学上の重要なテクストを選び、マルクスをまったく読んだことがない初学者や、再びマルクスを勉強したい人向けに、丁寧に熟読する。
「“マルクス屋”が商売として成り立たなくなった今こそ、十数年前にやってみたかったことをやってみたい、と思って、この本の元になった連続講義を構想した。それは、マルクスのテクストを、鬱陶しい時代の雰囲気や、運動や政治とはまったく関係なく、実直に、哲学的、思想史的に読み解くということである」(本文より)
内容説明
格差、宗教、ヘイト、民主主義、デモ…今、もっとも「使える」思想家を徹底授業。著者が、現在「読んだ方がいい」と考える哲学上の重要なテクストを選び、マルクスをまったく読んだことがない初学者や、再びマルクスを勉強したい人向けに、丁寧に熟読する。
目次
第1回 「ユダヤ人問題によせて」を読む
第2回 「ヘーゲル法哲学批判序説」を読む
第3回 『経済学・哲学草稿』「疎外された労働」(第一草稿)/「私有財産と共産主義」・「貨幣」(第三草稿)を読む
第4回 『経済学・哲学草稿』「ヘーゲル弁証法と哲学一般との批判」(第三草稿)/「ヘーゲル『精神現象学』最終章についてのノート」(第四草稿)を読む
第5回 『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』を読む
第6回 『資本論』第一篇第一章第四節「商品の物神的性格とその秘密」を読む
補講 アーレントは、マルクスをどう読んだのか?
著者等紹介
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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