出版社内容情報
令和によみがえる名エッセー
『万葉集』は千年以上昔の古典であるにもかかわらず、誰もが苦労せずに読め、自由に感慨をのべることができる。こんな古典のあることは、世界でも珍しい宝物ではないだろうか。そして、本書の筆者の何という豪華な、しかも長い歴史にわたる名文章家ぞろいであることか。――中西進
目次
今よみがえる名エッセーにそえて(中西進)
萬葉の旅心(山本健吉)
山の雪・伝説の女(池田弥三郎)
山部赤人の歌(窪田空穂)
もじずり哀歌(生方たつゑ)
愛の美学―大伴旅人の歌から(安西均)
大伴旅人(西郷信綱)
歌〓駱驛―わが背子が手馴れの御琴(井村哲夫)
老いの歌(市村宏)
高橋虫麻呂(犬養孝)
ユーモラスな歌(杉本苑子)
雑草歌人意吉麻呂(高木市之助)
短歌と花鳥(久松潜一)
万葉と動物(中川志郎)
魚の歌(平岩弓枝)
波―磯もとどろに(清原和義)
浜木綿 ハマユウ(杉本秀太郎)
飛鳥ツバキ道(山田宗睦)
万葉人と森林植物(倉田悟)
仏教の受容と花(和歌森太郎)
万葉集に現れた古代信仰―たまの問題(折口信夫)
万葉びとの生活とことば(上田正昭)
美と時代(土橋寛)
抒情の進展と万葉集(茨木のり子)
萬葉・古今・新古今(佐竹昭広)
万葉時代の人口調査(中西進)
著者等紹介
中西進[ナカニシススム]
1929年生まれ。国文学者。「万葉時代の人口調査」は76年2月、「統計」誌上に発表されたもの。東京に生まれ、東大で国文学を修める。六〇年代から頭角をあらわし、『万葉集』に関する刺戟に溢れた論考を発表。またたく間に代表的な万葉学者の一人となった。読売文学賞を受けた『萬葉集の比較文学的研究』、学士院賞の『萬葉史の研究』をはじめ、研究、随筆、評釈、編著等多数。現在は高志の国文学館館長、京都市中央図書館館長などを務め、幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



