「ユダヤ」の世界史―一神教の誕生から民族国家の建設まで

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「ユダヤ」の世界史―一神教の誕生から民族国家の建設まで

  • 臼杵 陽【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 作品社(2020/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861827570
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0020

出版社内容情報

「民族」と「宗教」で世界の見方を深化させる
「統一性」と「多様性」をあわせもつ、かくも豊かな歴史
一神教の誕生、離散と定住、キリスト教・イスラームとの共存・対立、国際的ネットワークの展開、多彩な才能の開花、迫害の悲劇、国家建設の夢、現在の紛争・テロ問題……

「本書はユダヤ人の歴史を世界史の流れの中で叙述したものである。ユダヤ人は民族集団あるいは信徒集団としての長い歴史をもっている。ユダヤ民族史を有史以来続くものとして描く立場さえもある。「ユダヤ四〇〇〇年の歴史」といった表現も人口に膾炙している。本書は私なりの立場からのユダヤ人あるいはユダヤ教徒の世界史である」(本書「はじめに」より)

「ユダヤ」の人々は数千年にわたって、信仰や記憶を通じて一つに結びついてきた一方で、自らが生きた時代や地域の中で、きわめて多様な姿を見せることとなった。
 一神教の誕生から、離散と定住、キリスト教・イスラームとの共存・対立、国際的ネットワークの展開、多彩な才能の開花、迫害の悲劇、国家建設の夢、現在の紛争・テロ問題にいたるまで、そこにはこの世界の複雑さが映し出されてもいる。
「民族」であると同時に「信徒」である「ユダヤ人/教徒」の豊かな歴史を辿り、さらには、そこから逆照射して世界史そのものの見方をも深化させる。

内容説明

「ユダヤ」の人々は数千年にわたって、信仰や記憶を通じて一つに結びついてきた一方で、自らが生きた時代や地域の中で、きわめて多様な姿を見せることとなった。一神教の誕生から、離散と定住、キリスト教・イスラームとの共存・対立、国際的ネットワークの展開、多彩な才能の開花、迫害の悲劇、国家建設の夢、現在の紛争・テロ問題にいたるまで、そこにはこの世界の複雑さが映し出されてもいる。「民族」であると同時に「信徒」である「ユダヤ人/教徒」の豊かな歴史を辿り、さらには、そこから逆照射して世界史そのものの見方をも深化させる。

目次

「ユダヤ」の歴史を考えるために
第1部 古代―「民族/教徒」の誕生(古代ユダヤ人の離散;聖書の成立以後のユダヤ教;ラビ・ユダヤ教とキリスト教)
第2部 中世・近世―国際的ネットワークの展開(拡大するイスラーム世界のユダヤ教徒;十字軍からレコンキスタへ;オスマン帝国におけるユダヤ教徒の繁栄)
第3部 近代―内と外からの改革(市民革命の時代とユダヤ人解放;ユダヤ啓蒙主義と改革派ユダヤ教徒;ハシディズム世界の盛衰;近代のイスラームとヨーロッパのはざまで;万国イスラエル同盟の活動)
第4部 現代―シオニズムと反ユダヤ主義(シオニズム運動の始動;アリヤーと新旧ユダヤ共同体;オスマン帝国からトルコ共和国へ;両大戦間期の中東1―パレスチナ;両大戦間期の中東2―イラク;アメリカ社会のユダヤ系移民;ホロコースト生存者とイスラエル建国)
イスラエル建国後のアラブ諸国・パレスチナとの関係

著者等紹介

臼杵陽[ウスキアキラ]
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論博士課程単位取得退学。在ヨルダン日本大使館専門調査員、佐賀大学助教授、エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所客員研究員、国立民族学博物館教授を経て、日本女子大学文学部史学科教授。京都大学博士(地域研究)。専攻は中東地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かんがく

13
旧約聖書にみられる古代のユダヤ教と、現代のユダヤ人の国民国家という二つのユダヤの世界史を通史的に描いている。ユダヤVSアラブといった単純な問題ではなく、様々な歴史的事象が複雑に絡み合っていることが理解できた。特に中世のヨーロッパやイスラーム世界におけるユダヤ人についてはほぼ知識がなかったので興味深かった。それにしてもイギリスは無責任だな。2021/01/17

鵐窟庵

7
神殿も王国も失ったディアスポラとしてのユダヤ人は、複数の人種や地域に跨る複雑な概念的存在でもあり、西洋史の中で絶えず迫害されてきた。ユダヤ啓蒙主義と改修派、シオニズムの異なる潮流、ナチスドイツのハアヴァル計画、イギリスのバルフォア宣言とイスラエル建国の経緯、と一般的に捉えられるよりはるかに複雑。現在世界で起きている様々な差別や人権問題の根源がユダヤ人を取り巻く問題に通底していると見てもいい。祖国や実体的な伝統を長らく持たなかった複雑な民族性が、同時に高度な学術・芸術を開花させ、巨万の富を築かせたのだろう。2020/06/04

The pen is mightier than the sword

4
出エジプト後、カナンに定住したユダヤ人はバビロン捕囚以降世界各地に離散。十字軍による虐殺、レコンキスタにおけるスペインからの追放、ロシア帝国末期のポグロム、ナチスドイツによるホロコーストといった苛烈な扱いを受けつつ、第二次世界大戦後イスラエルの建国を果たす。この本では歴史上、ユダヤ人が良いように矛盾の捌け口にされた事実が描かれている。特に英国の狡猾さには呆れる。第一次世界大戦で貢献したユダヤへのバルフォア宣言を第二次世界大戦時にアラブ諸国との天秤で反古。歴史の深いところには学ぶところは多い。4032020/07/24

和泉花

3
オスマン帝国の下でユダヤ人は栄えたらしいので、それを読みたくて読んだのですが、予想以上に面白い本でした。ユダヤ人と一言に言っても、考え方がそれぞれ異なっており一丸岩とはなっておらず、衝突が激しい様子。イギリスのパレスチナ、中東問題に関する無責任さには驚いた。2021/03/11

takao

1
ふむ2025/04/14

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