児玉源太郎

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861827525
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

台湾統治を軌道に乗せ、日露戦争を勝利に導いた“窮境に勝機を識る”名将の実像を、防衛省防衛研究所、防衛大学校で児玉を講義した明治軍事史の専門家が、軍事学的視点と新史料「児玉源太郎関係文書」を初めて使用し描き出す。

日露戦争の作戦を指導した男の虚像と実像を暴く。新史料で通説を覆す決定版評伝!
「児玉源太郎関係文書」を使用した初の評伝!
 
・児玉は二〇三高地で何をやったのか?
・児玉の用兵思想とは?
・児玉は天才的戦術家だったのか?
・統帥権改革の真相は?
・児玉が台湾統治で用いた「油さし政治」とは?

二〇三高地攻略戦を指導し、日露戦争を勝利に導いた男・児玉源太郎。だが、児玉は戦争・作戦指導のみならず、軍事行政、軍制改革、軍隊教育、植民地統治でも成功を収めた。さらに、児玉には「平時の予言的改革者」としての側面もあった。これまでにも児玉の評伝は複数刊行されているが、近年になり公開された「児玉源太郎関係文書」を含む児玉関係史料を網羅的に収集することで、新たな事実が発見され通説を修正する必要が出てきた。本書は多面的才能を持つ児玉の生涯を、新史料を駆使し、軍事学・戦史的視点を中心に描いた、児玉評伝の決定版である。

内容説明

「児玉があともう少し長く生きていれば、日本の針路は変わっていた」台湾統治を軌道に乗せ、日露戦争を勝利に導いた“窮境に勝機を識る”名将の実像を、防衛省防衛研究所、防衛大学校で児玉を講義した明治軍事史の専門家が、軍事学的視点と新史料「児玉源太郎関係文書」を初めて使用し描き出す。通説を覆す決定版評伝!

目次

明治天皇の御沙汰書
第1部 萬里南を鎮めて快哉を叫ばん(四十二の二つ児;河東の精兵;憤涙、雨の如く滴る;児玉参謀は健在なるや;妖気地を捲き山河を蔽う ほか)
第2部 戦血山野を染めて総て荒涼中に在り(軍備充実と軍政刷新―軍制大改革;大鉈を揮って削るべし;名利は糞土の如し;初戦の結果は全局の成敗に関する;諸君の意見は国家の意見なり ほか)
児玉源太郎とは?―窮境に勝機を識る男

著者等紹介

長南政義[チョウナンマサヨシ]
戦史研究家。國學院大學法学部卒業。國學院大學法学研究科博士課程前期(法学修士)及び拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障学専攻(安全保障学修士)修了。國學院大學法学研究科博士課程後期単位取得退学。政策研究大学院大学COEオーラルヒストリー・プロジェクト・研究アシスタント、国会図書館調査及び立法考査局非常勤職員、靖國神社靖國偕行文庫などを経て現職。防衛省防衛研究所研究会講師(2017年)、防衛大学校部外講師(2018年)として児玉源太郎をテーマとした講義・講演を行なう。日露戦争陸戦史、特に乃木希典率いる第三軍の研究の第一人者として知られ、その著作は学界関係者から高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

26
司馬遼太郎の「坂の上の雲」で知った児玉源太郎、その生涯を最新研究と過去の通説を検証しながら描く評伝の決定版。日露戦争マニアや明治陸軍に興味がある方にオススメ。また日露戦争もの読もう!2020/03/04

筑紫の國造

11
司馬遼太郎の『坂の上の雲』で有名な、児玉源太郎の評伝。数々の一次史料を駆使して通説に批判を加えながら、児玉の人間的なエピソードもふんだんに取り入れた非常に優れた伝記。単に児玉を持ち上げるだけでなく、西南戦争や旅順攻囲戦で侵したミスもしっかりと指摘する。台湾総督として、陸軍大臣として、そして満州軍総参謀長として、政軍にまたがる優れた見識を持った類稀なるリーダーシップの人、児玉源太郎の姿が生き生きと描かれる。学問的な精確さと人物伝としての面白さを兼ね備えた、以後児玉研究の基準となるだろう著作だと思う。2019/09/02

八八

7
日露戦争で活躍した児玉源太郎を多くの史料を用いて詳細に叙述した本格的な評伝である。今まで児玉源太郎に関しては様々な評伝が研究書から通俗本まで出されている。そのなかでも学術の世界では小林道彦の児玉源太郎の評伝が通説を提示し、学術外のでは司馬遼太郎の『坂の上の雲』が児玉源太郎のイメージを広げていた。本書はそれらの通説やイメージに対して史料を用いながら実証的に批判しながら実態を描きだしている。また、同時に軍事史の観点から児玉源太郎を評価する点は独創的である。一読すべき一冊。2019/08/16

秋津

4
多くの史料、先行研究を踏まえて「軍服を着た政治家」としての児玉の実像に迫る評伝。植民地統治、軍政、行政など、様々な分野において考え、調整し、行動した児玉の様子が考察されている。また、各戦役における部隊の動向など、軍事的観点からの考察もなされ、多面的に児玉について知ることができた。著者が「在職期間が短かったこと…大臣の権限が弱かったこと…合意形成が困難であったこと」(第十三章)により「大鉈」が振るえなかったと評している陸相、内相、文相時代(全て兼任)についても興味を持った(特に台湾総督の業績と比較して)。2019/08/21

snow

3
史料をきちんと検証しながら、児玉源太郎の生涯を書かれていて非常におもしろかった。なんとなくすごい人かもぐらいのイメージがあったが、勉強熱心で細かいところもまで気を配ることが出来、軍人としても政治家としても己を弁え、律することができた人だった。でも完璧ではなく、ミスもあったという指摘に少しホッとした。自分の能力を磨き、与えられた役割を全うしようと生涯を駆け抜けた人。満足の1冊でした。2022/02/12

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